2011年10月28日金曜日

必ず始まる「人類大移動」の時期はいつか?


 出典:黙示録の大予言:216~217頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《必ず始まる「人類大移動」の時期はいつか?

 必ず始まる「人類大移動」の時期はいつか?

 もちろんそんなことが不意に急激に実現することはない。

 なぜならそれはほとんどの全人類に大ショックを与えるからだ。

 かりにそんなことが急激に突発すれば、

 それは混乱程度ではすまず、

 暴力による抵抗とそれを排除しようとする武力との衝突を引き起こす。

 そして生産は止まり、生産物は略奪され、

 国家主義の殻を守りたい中国や北朝鮮などの現政権は、

 戦争に訴えてでも現状を維持しようとする。

 だから、まずよほどの突発的事件でも起こらない限り、

 そんな事態が事前の協議なしに進行することはない。

 だがそれは前進しないということではない。

 すでにウルグアイ・ラウンドが実現し、

 欧州と北中米が経済の統合化を実現しつつあるように、

 それは地球規模で進行しつつあるのである。

 後戻りも停滞もせず、それは進行し実現する。

 それ以外に、未来の人類が生き残る道はないからである。

 途中の経過がどう変わろうと、やがて実現する国境のない世界。

 その時どんなことが私たちの生活を襲うか……。

 まず第一に起こるのは『適地生産』ということである。

 国境がなく、輸送力がまだまだ発達するとすれば、

 寒い地域で温室で栽培した野菜や果物を食べるというような、

 不経済なことは「成り立たなくなる」。

 続けたいと思っても、需要がなくなるから継続できない。

 これと同じことがすべての産業で起こる。

 輸送が発達するといっても、
 
 コストがゼロになるわけではないから、

 次第に素材の産地に一次加工産業が集中する。

 いまは日本など二次三次加工技術のある国に集中している設備が、

 どんどん原料産地に移動する。

 だから細かい例をあげれば、

 いまのように原油をタンカーで運ぶということも激減する。

 それは企業消費が減るだけではない。

 企業に勤めていた人々も減るから、エネルギー消費全体が減る。

 タンカーや設備の数は当然激減するし、人口そのものが減る。

 この変化は、無資源国の日本で世界最高になることは間違いない。

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