2011年10月28日金曜日

「水の上に座った大淫婦」こそ輸出に重点を置く日本


 出典:黙示録の大予言:209頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《「水の上に座った大淫婦」こそ輸出に重点を置く日本

 ところが現代から見ると、

 そのローマは彼の仲間のキリスト教の大本山になってしまっている。

 それが内部の獣によって倒されるというのだ。

 そしてこれが的中しているとすれば、

 いまのバチカン首脳部は、

 獣が一時「その国を与えられて」いるのだということになる。

 だが次の[第18章]を読むと、

 そんな小さな宗教界の内輪もめ程度のことではなく、

 人類全体の運命に関する、

 実に大きな《予言》だということがわかる。

 大きな権威をもった天使が天から下ってバビロン(=ローマ)が倒れた理由を、

 次のようにいうからである。

 「万国の諸王がこの大淫婦と淫を行ない、

  地の商売人もこの大淫婦の甚だしい贅沢のお陰で富んだからである」

 これはローマ法王庁には当てはまらない。

 「万国の諸王」がキリスト教と仲がいいとはいえないし、

 法王庁が「甚だしい贅沢」をしているともいえない。

 ではこれに合うのは何か?

 それは経済大国である。

 身近かな日本を考えてみると、

 二つともぴたりと合っていることがよくわかる。

 この場合の「地の商売人」は、国内のそれだけでなく、

 日本を客にして豊かになった諸外国も指している。

 ことに「水の上に座った大淫婦」という表現は、

 「輸出に重点を置く日本」と書き換えてもぴったりである。

 これが意味するのは『黙示録』はヨハネの意思を超えて、

 いまでは彼が考えもしなかった《大予言》として、

 「一人歩き」し始めたということなのである。

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