2011年9月30日金曜日

大文明人カルデアの子孫たちの行方

 出典:黙示録の大予言:163~164頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《大文明人カルデアの子孫たちの行方

 では、バビロンを失ったカルデア人はどうなったか。

 途中の歴史はお話ししても役に立たないが、現状はよくわかっている。

 まだご記憶に新しい湾岸戦争の後、

 イラクのサダム・フセイン政権が、国連の監視下にありながら、

 独立を要求するクルド人を弾圧したために、

 クルド人は北のトルコ国境にある山地に逃げて、

 トルコに居住区と援助とを求めた。

 だが、トルコも厄介者視してこれを国境から入れず、

 時にはかえって軍事攻撃を加える有り様で、

 クルド人は飢えと寒さに苦しみながら、

 辛うじて迫害に耐えているが、

 このクルド人こそ、かつてのカルデア人の子孫なのである。

 それは「クルド」が「カルデ」の発音変化に過ぎないことで簡単にわかる。

 彼らの偉大な先祖・ハムムラビは、世界最初の大法典創始者であり発布者だった。

 その偉大な法学者と並ぶカルデアの科学者は、

 人類史上でも最も優れた暦学と天文学と数学の開発者でもあった。

 それは人類文明の進歩に確固とした基礎を与え、

 東洋だけでなく西欧の文明にも重要な基礎を与えた。

 それは、いまもなお、

 この二つの偉大な業績によって私たちに

 『憲法』や『暦』などをつくる知恵を与え、

 私たちはそれによって社会生活を維持し発達させ、

 [時]を知覚し、年月日として表現して会話や計画や記録に実用化し、

 日常生活から学術、企業、政治と、

 あらゆる面で無意識のうちに、数えきれない絶大な恩恵を受け続けているのである。


 そして特に、

 われわれ日本人の先祖は、紀元前から日本列島に移住してきたカリエン人であり、

 このカルデア人を中核にしていた事実を知らなければならない。

 カリエンとは、「カルデアン」が縮まった「カリデン」の訛りである

 彼らは第一バビロニア帝国の崩壊第二バビロニア帝国崩壊との、

 二度の祖国脱出で、

 さまざまなルートをたどりながら東へ流浪して日本列島にたどりついた

 そして、

 縄文時代の日本と朝鮮半島および中国の古代文明に、どれほど大きな貢献を果したかは

 『異説・日本誕生』シリーズに詳しく書いておいた。

 私たちの血には、そのカルデアンの血が、色濃く流れていることを誇りに思っていいと思う。

 なおついでにつけ加えると、

 『旧約聖書』がイスラエル人の先祖として特記している

 アブラハムも、このカルデアのウルの出身である。

 彼が一族を連れてそこからイスラエルへ移住した。

 ユダヤ人というのはその子孫の一部族名にすぎない。

 しかもユダヤ人というのは「ユダヤ教徒」という意味であって、

 血縁関係のまったくない多数の人種が信者になっている。

 それを無知なヒトラー一味は、

 「民族」というありもしない極悪の「差別名」を悪用して、

 「血の異なる異民族」のように宣伝して、

 国民に悪魔のように差別させ、忌み嫌わせるように仕向けたのである。

 その「民族」というウソが、いまだに、世界のガンになっているのだ。

 ヒトラーは

 「アーリア人こそ人類最高の民族だ」と称したが、

 アーリアとはイランのことで、

 言語は違ってもイラン人とカルデア人はごく近い血縁である。

 そしてヒトラー自身がその血の濃い一族なのだ。

 なんとも哀れなお話だが、無知は恐ろしいというほかない。

 『黙示録』

 『予言集』

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2011年9月29日木曜日

さまよえる「拝金主義」の発生

 出典:黙示録の大予言:162頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《さまよえる「拝金主義」の発生

 ユダヤ人が「拝金主義者」になったのはこの時である。

 彼らはバビロン滅亡で「二つの教訓」を得た。

 一つは

  「国なんかいらない」ということだった。

  彼らは数代前にユダヤが滅びてバビロンに強制移住させられたのだが、

  それはこれまで「捕囚」と呼ばれていても、それは名目だけのことで、

  それ以外はバビロン人と同じで、別に差別も苦痛も受けなかった。

  もちろん故郷を後にやってきた一世は望郷の思いに泣いたが、

  二世になると、

  不毛なユダヤの地より、世界一の都であるバビロンの生活のほうがいいに決まっている。

  それにまた、マルドゥクの神官らでさえ国籍を気にしなかった時代でもあったのである。

 二つ目は

  「金権が王権に勝る」ということだ。

  彼らは目の前で、金が王を倒したのを見た。
 
  「国なんかより金だ」。

  金さえあれば支配者になれる。

  世界でも自分のものにできる。

  何も荒れ果てた元のユダヤなんかにこだわることはないという思いが焼きついた。

  彼らが拝金主義に傾いたのは当然だった。

  だから彼らは求心的にユダヤに集まるのをやめて、世界に散らばっていった。

  これまで世界の人はこのことを誤解していた。

  ユダヤ人が”国を失ったために、やむなく世界をさまよった”というのは間違いである。

 『黙示録』

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2011年9月28日水曜日

何が第二バビロニア帝国を滅亡に導いたか

 出典:黙示録の大予言:160~161頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《何が第二バビロニア帝国を滅亡に導いたか

 そのバビロンはどんなふうに倒れたか……。

 それはバベルの塔の崩壊として

 『旧約聖書』の創世記第11章に出てくる。

 なぜ巨塔は倒れたか?

 王は天に昇ろうとして天にとどく塔を建てさせる。

 しかしエホバはそれを許さず、人々の言葉を乱して心が通じないようにする。

 そのため塔が高くなるにつれて、

 上の人間と下の人間との言葉が変わっていき、

 互いに通じなくなって争いが起こり、

 ついに建設がでたらめになって崩壊してしまったというのだ。

 だがいくら塔が高くなっても言葉が通じなくなることはない。

 これは「階級」の間に差ができて考えが食い違い、

 意思が通じなくなって滅びたというたとえ話で、

 「バビロニア捕囚時代」の体験をもとに

 イスラエル人が作った一種の「神話」なのである。

 本当の歴史は、

 その第二バビロニア帝国カルデア人の築いた王国で、

 王は学者ナボニドスだったが、

 絶大な支配勢力をもつ既成宗教・マルドゥク神殿の神官らの行動を制限しようと、

 他の宗教を保護するなど活発な宗教改革を始めたために、

 マルドゥク派の神官階級が、

 その裏をかいてペルシャのキュロス二世軍を招き入れたために、

 王都バビロンは戦わずに無血占領きれてしまい、

 さしもの大文明帝国も簡単に滅びた。

 この亡国の動機になったのは、

 ハムムラビ王朝末から高利貸しの力が次第に大きくなって、

 いまの銀行のようなものに発展し、

 ますます増大する金の力にものをいわせて、

 いまなら国がやる建設工事を行い、

 大規模な水路網をつくつて水代という名の私税を取り立てるという、

 国家と対立する巨大勢力に発展した。

 その規模はロックフェラーの比ではない。

 すると神官階級もそれを見習って、

 強引に集めた賽銭を資本に、営利事業を兼営して肥え太った。

 こうした「資本主義の卵」の力が、

 王権と正面から衝突して悲劇的な結末を迎えることになったのである。

 銀行と宗教に食い荒らされて、あるかないかの状態にされた王権は、

 とうていキュロスに対抗して戦うだけの、予算も気力もなくしていたのであった。

 高利貸しと神官らは、自分たちの地位と富さえ補償されれば、

 支配者は外国人でも誰でもよかったのである。

 「金融資本と宗教が国を滅ぼしたのだ」とはっきりいえる。

 『黙示録』がいう「バビロン倒れたり」とは、このことを指しているのである。

 『黙示録』

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2011年9月27日火曜日

大いなるバビロン倒れたり

 出典:黙示録の大予言:159頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《大いなるバビロン倒れたり

 「また一人の天使その後に従いて言いけるは、

  大いなるバビロンは倒れたり倒れたり。

  彼、その姦淫によりて干(ひ)る怒りの酒を万国の民にも飲ましめたり。

  第3の天使かれらの後に従い往きて大声にいいけるは、もし獣とその像を拝し、

  その印誌を額あるいは手に受くる者あらば、必ず神の怒りの酒を飲まん。

  すなわち神の怒りの杯に物を雑(まじ)えずして告げるものなり。

  また聖き天使たち、および仔羊の前にて火と硫黄を以て苦しめらるべし。

  その苦しめらるる煙、上にのばりて尽くる時なし。

  獣とその像を拝する者、またはその名の印誌を受くる者は夜昼安からざるなり」

 「神の怒りの酒」という表現で、先に「葡萄酒を傷なうな」といったのと同じく、

 この部分は酒の神ディオニュッススに仕えた巫女の神託の

 「まる写し」であることがわかる。

 だからバビロンというような古い国名が出てくるのである。

 ハリカルナッススの神殿が建ったのはギリシャ時代だから、

 バビロンはとっくに滅びてしまつていた。

 そして神託が盛んに行われたのはギリシャも滅びて、

 新興国ローマになってからだった。

 彼女たちはギリシャ宗教の巫女だからローマは敵だった。

 彼女らがバビロンという名を使って「傾(たお)れた」というのは、

 そのローマの前途を呪って「お前もバビロンのように滅びるのだ」といっているのである。

 『黙示録』

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2011年9月26日月曜日

いまが審判のとき「審判の神」の正体

 出典:黙示録の大予言:157~158頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《いまが審判のとき「審判の神」の正体

 [第14章]の前半はシオン山に仔羊と14万4千の人が立ち、

 「天の声」を聞く光景で、それが歌う歌は、

 その人々以外は「学びうることなし」と書いてあるから省略する。

 そのあと別の第1の天使が空を飛びながら大きな声でいう。
   
 「神を畏(おそ)れ、栄えをこれに帰せよ。

  そは神の審判し給う時、すでに至ればなり。

  天、地、海、および水の源を造り給いし者を拝せよ」

 これも、うっかりしていると見過ごすが、重大なことが3つ入っている。

 第1は、

  「すでに神が審判する時がやって来てしまっている」ということ。

  審判を受けるのはもちろん人類全体で、その中には、あなたも私も入っている。

  ただしそれは「審判」なのだから、正しいものは恐れる必要はない。

  悪人だけが罰を受けるのである。

 第2に、

  その神とはどんな神かが書いてある。

  その神とは「この大自然を造りだしたものだ」ということ。

  それは私たちが考えがちな「人間のような姿の神」ではなくて、

  この宇宙を造りだし、それを動かしている「真理」そのものを指しているのである。

  だからそれはヨハネがいうようなキリスト教徒だけを

  「えこ贔屓(ひいき)」するようなちっぼけな神ではない。

  人類も、細菌からサルに至るまでの全生物も、地球も恒星も一つにみる宇宙の神なのである。

 第3は、

  「神を畏れ、栄えをこれに帰せよ」という言葉。

  その正しい意味は、

  「真理の力を軽くみるな。

   どうすればいいかを真剣に考えよ」。

 その結果、恐ろしいことを切り抜け、繁栄することができた者は、

 その幸運と繁栄を自分の力だなどと錯覚せず、

 それは

 「”神の力のお陰”真理に従ったお陰々だということを忘れるな」といっているのである。

 『黙示録』

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2011年9月25日日曜日

獣がすぐ後でひどい目にあうことは「決定済み」

 出典:黙示録の大予言:156頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《獣がすぐ後でひどい目にあうことは「決定済み」

 獣がすぐ後でひどい目にあうことは「決定済み」

 そんなことはあって欲しくない。

 なぜなら、それは「獣」の数だからである。

 その獣はすぐ後でひどい目にあうことに「決定済み」なのだ。

 それが悪魔のもって生まれた宿命なのである。

 私は可愛いわが子に「悪魔」と名づけたがる親のように無茶ではない。

 なぜなら、これから私たちに現実になって築いかかってくる未来は、

 バーコードやフリーメーソンなど、

 おかしくつて問題にならないほどケタ違いの

 「決定的な大激変」であることを知り尽くしているからである。

 だからたとえ、フリー・メーソンが人類を支配したとしても、

 それは先が知れているのである。

 それにまたそんな幼稚な「昔ながらの独裁思想」では、

 これからの世界統一は不可能だ。

 ヒトラーがあれほど軍備を充実しても世界の半分にも勝てなかったのである。

 ロックフェラーが全財産を投げ出しても、全人類相手に勝てるわけがない。

 だからそんな「恐怖説」をバラまく連中は、

 戦前に「うまい汁」を吸った全体主義右翼の生き残りが、「

 ヒトラー総統の夢よ、もう一度!」式に、

 誇大な妄想を描いて書く、現実ばなれした「夢のまた夢」でしかない。

 マンガ的ホラー映画と同類の「ホラ話」にすぎないのである。

 だがいま、世界を困らせている旧ユーゴやバスクなどの紛争は、

 地域の独立=「国」を作るのが目標で結局政権争いである。

 EU(欧州連合)がそれらを統一政治圏に入れれば国境はなくなる。

 人々は好きな土地を金で買えばいいのだから武力衝突の必要はない。

 世界統一はそのようにもっていかねばならない。

 古臭い帝国主義や独裁者が出る幕はないのだ。

 『黙示録』

 『予言集』

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 ヨハネの黙示録とノストラダムスの大予言
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2011年9月24日土曜日

本当に悪魔の勝利が画策されているのか?

 出典:黙示録の大予言:154~155頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《本当に悪魔の勝利が画策されているのか?


 この説明には幾つか思い違いがあるが、

 個人情報を政府に全部握られるとしたら、

 国民は自由などなくなる。

 いつどこで誰とデートして、どこのレストランで食事をした、

 何を食べて幾ら払った、といったことまで全部監視され記録される生活になるからである。

 そうした圧迫に耐えられない人が、

 次の選挙でその政権を倒そうとしても、誰と合って何の話をしたかがわかってしまう。

 すぐに逮捕されて選挙どころではなくなる。

 それだけではない。

 タイ米がまずいといっても要注意人物にされ、逮捕されてしまう。

 あなたは「まさか」とお思いになると思うが、

 私たちは50年前まで、そんな生活をしていたのである。

 いや、戦後でも、チヤツプリンらは「赤」だといって、アメリカから追放された。

 その赤の本家ソ連では、

 8000万人がシベリアへ流されて厳寒の中で重労働をさせられ、

 痩せ細って死んでいった。

 ナチスが何をしたかは、あなたの方がよくご存じだと思う。

 アメリカの巨大資本が世界の情報網をにぎつて、

 世界の独裁者になるというのは確かに恐ろしいが、

 しかし、その程度のことでは人類は支配できない。

 その証拠はアメリカが長年にわたって悩みに悩んできた貿易赤字でさえ、

 その巨大資本にもどうすることもできないのが、現実だからである。

 またその主役とされたIBMも業績不振で撤退をよぎなくされ、

 日本から引き上げていったし、巨大コンピューターそのものが、

 小型化の進んだいまではナンセンスに見えるほど、この説は時代遅れである。

 また日本側の主役NTTにもご存じの通り複数の競争会社が生まれて、

 独占企業ではなく、半国営会社だった当時の面影もない。

 この原稿が書かれた当時の一時的な「感じ」をもとにした予測記事はすべてはずれている。

 フリー・メーソンによる世界戦略という考えは、

 ヒトラーのユダヤ人抹殺の口実とまったく同じもので、

 彼が力を入れて宣伝させた

 「地政学」という名の御用学問で、一時世界的に有名になったが、

 彼の惨敗でその非人道的な目的が立証されて、

 欧米では一掃されてしまった。

 しかし遅れている日本では1980年代にベストセラーになったというお粗末さだ。

 ここに引用したものはそれをり飲みにして書かれた

 「恐怖商法」の商品にすぎない。

 バーコードが計算すれば666になろうが、

 私たちが買物をした金額が銀行に知れようが、

 ロックフェラーに知れようが、それがあなたの男物だとわかるわけではない。

 銀行が知るのはその日の売上げ総額だけなのである。

 それで人類が支配されると主張するのは子供だましだ。

 かりに666が気になるものなら、私など近くの郵便局へも行けない。

 なぜならこの辺りの局は兵庫川西局の分局なのだが、

 その川西局の郵便番号は「666」だからである。

 それともこれもまた「神の設計」の一つで、

 この『ヨハネの黙示録』を、私がこの土地で書くということが、

 紀元前から「決定済み」だったのか……。

 『黙示録』

 『予言集』

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2011年9月23日金曜日

『黙示録』に隠されたフリー・メーソンの正体?

 出典:黙示録の大予言:151~153頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《『黙示録』に隠されたフリー・メーソンの正体?

 『黙示録』に隠されたフリー・メーソンの正体?

 その次の

 「この獣の数目の義を知るものは知恵あり。

  才知ある者はこの獣の数をかぞえよ。

  獣の数は人の数なり、その数は666なり」

 というのは一体なんのことなのだろう?

 これまでどんなふうに解説されているか見てみよう。

 ミステリー・マガジン『ムー』は、

 こうした問題に熱心に取り組み、現代日本の最前線にいるが、

 その編集部が記事のまとめに要約して書いた部分から引用してみよう。

 ※

  終末の預言書「ヨハネの黙示録」に、

  悪魔の代理人は「666」の獣として登場する。

  「竜(サタン)は自分の力と大いなる権威とを、この獣に与えた」

  (以下、原文の現代語訳なので中略)

  「その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である」

  このいかにも非現実的な内容こそ、

  いま、

  現実世界の裏側でフリー・メーソンが着々と現実化していることだと言ったら、

  どう思われるだろうか?

  だが、彼らが超国家的に推進している金融統制、

  大型コンピューター・システムによる

  世界的ネット・ワーク、エネルギー支配、

  食糧品から日用品を含むコングロマリットの支配の真の目的が

  「666」という数字を解くことによって氷解していくのである。(中略)

  象徴的な事件を例にひいてみよう。

  昭和60年4月1日。

  日本電々公社は、NTTとして民営化に踏み切った。

  その裏に日米貿易摩擦をたてにしたアメリカ側の強硬な

  圧力があったことはよく知られている。

  従来、農産物の購入要求を日本につきつけてきたアメリカの姿勢が、

  NTT民営化への圧力に変わった原因は、

  影のホワイトハウスといわれる

  アメリカ・フリー・メーソンのボス、

  ロックフエラーとモルガンにあった。

  彼らはモルガンの傘下にある

  世界第1位のコンピューター産業IBMと

  世界第2位の通信技術と規模を誇るNTTとの合併を目論んだのである。

  その結果、フリー・メーソンが手に入れるのは

  地球規模の情報ネットワークとその情報管理ということになる。

  実は前々からIBMは地球規模の情報量を一台で処理できる

  巨大なコンピューターをブリュッセルに用意していた。

  そのコンピューターの通称を”獣”という。

  そしてこのブリュッセルに本部を置く

  ECCのハンリック・エルデマン博士は、

  すでに1977年に次のような発表を行っていた。

  「すでに世界中のひとりひとりにコンピューターによる

   番号の割りあてを開始する準備ができており、

   …(中略)…18個の数字を使う予定です」

  現時点でこの一連の流れから”獣”と”666”という

  2つの悪魔の象徴が浮かびあがってきたことにお気づきだろうか? 

  実は、フリー・メーソンの絡む国際的事件には、

  なぜかこのような黙示録の悪魔の象徴が見え隠れする。

  それを解くことが必要なのだ。(中略)

  アメリカではICカードに個人の全情報を組み込んだ

  身分証明書カードを開発しているが、

  いずれそのカードを持っていなければ働くことも、

  物を買うこともできない”多目的識別カード”使用の義務づけが

  政府レベルで検討されているという。(中略)

  その情報システムを握る者は、

  人類のプライバシー、生活手段そのものを握るのである。

  これを利用すれば、まさに神にも等しい完全な独裁政権が可能になるだろう。

  このとき、使われる個人情報処理ナンバーのトップに並ぶ数字が”666”だ。

  すでに、

  現在スーパ ー・マーケットのレジは銀行に直結できるシステムになっているが、

  そのために使用され ているバーコードにも”666”が隠されている。

  個人的な日常の買い物さえ知られるのである。

  しかし本当に恐ろしいのは、

  このシステムの影に黙示録の悪魔の勝利が画策されていることだろう。

 ※

 というのだ。

 一時、自民党政権時代にいわれた国民総背番号制度である。
 
 『黙示録』

 『予言集』

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2011年9月22日木曜日

諸悪の根源は「許認可行政」

 出典:黙示録の大予言:150頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 《諸悪の根源は「許認可行政」

 自民党の中村元建設相が、ゼネコン談合のもみ消し収賄容疑で逮捕された。

 その前からマスコミ各紙が許認可犯罪を斬り始めていたが、

 それによると日本人が彼らに盗まれてきた税金は、大変な額だという。

 そんな役人や政治屋を私たちはいまも雇い、

 悪人とわかっても「司法」まかせで何もできないでいるのだ。

 その司法の一部が、

 朝日新聞社の雑誌『アエラ』1994年3月12日号によると、

 旧帝大系の派閥が悪を無視してかばい合い、

 悪を温存していた悪の集団であったという。

 当時の司法首脳に巣くつた奴らが、

 どれほど国民の敵であったかを思い知らされた。

 そんな連中を「民主主権」の番人に、私たち自身が雇っていたのである。

 これまで日本人は、

 そんな連中ににまんまとだまされて「悪魔」を選んでいたのである。

 それを急いで改めるにはどうすればいいか?

 欠陥人間が選出されれば、

 それをはっきり地元の選挙民に指摘して討論し、

 リコールするか、どんどん選挙を繰り返して、

 まともな法律ができるまで、何度でも議員を取り換えることである。

 過去の立法府が悪魔の味方だったからこんな日本になったのだと、

 はっきり被害を意識して、その怒りを選挙にぶつければいい。

 また「司法」も腐敗を防ぐ必要がある。

 すでに検察審査会があるのだから、

 これを強化して、もっと高い機能を発揮させるようにすればいい。

 また「獣がつける印誌」がないと「貿易」できないというのも、

 諸悪の根源「許認可行政」だったことが、はっきり見えてきた。

 これも徹底的な審査機関を国民が運営して、汚職は厳刑にする必要がある。

 『黙示録』

 『予言集』

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2011年9月21日水曜日

印誌あらざるもの全て貿易することを得ざらしめたり

 出典:黙示録の大予言:148~149頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 《印誌あらざるもの全て貿易することを得ざらしめたり

 だがそれは本当の「幸福」を人々にもたらすだろうか? 

 次を見てみよう。

 「彼、この獣の像に生命を与え、これをしてもの言うことを得しめ、

  またその像を拝せざる者をことごとくこれに殺さしむるの権を与えられたり」

 これは資本主義の番人が、共産主義者や社会主義者や無政府主義者を弾圧した、

 戦前の日本や戦後のアメリカを想い出させる。

 それはいまから振り返ってみてもひどいものだった。

 それがまた起こるというのだが、いまの日本ではちょっと考えられない。

 しかし発展途上国の中には起こっても不思議ではないような国がある。

 続けて原文を見てみよう。

 「かれ衆人をして大小、貧富、地主、奴隷の分ちなく、

  あるいは右の手、あるいは額に、印誌(しるし)を受けしむ。

  印誌すなわち獣の名あらざる者、あるいはその名の数あらざる者は、

  すべて貿易することを得ざらしめたり。

  この獣の数日の義を知るものは知恵あり。

  才知ある者はこの獣の数をかぞえよ。

  獣の数は人の数なり、その数は666なり」

 手や額に印をつけるというのは、いかにも古代的だが、

 日本では江戸時代末期までそれに近い野蛮なことが、

 徳川政権によって実際に行なわれていた。

 そしていまは、人権思想が進み、憲法が整備されているので、

 肉体を傷つけるようなことはしないが、

 それとまったく同じ意味のことを、日本の現政府はまだ続けている。

 それは何か? 

 ヨハネが、それのない者は

 「すべて貿易(=取引き・企業活動)することを得ざらしめる」と書いているもの、

 すなわち政府や地方自治体の「許認可」である。

 人はそれを「お量付き」と呼んでいるが、

 徳川時代に「入れ墨」されたこともまた「お墨付きになった」といっていた。

 奉行所が官庁と名を変えていても、

 その本質は現代になってもまだ変わっていないことを、

 国民はよく知っているのである。

 それをヨハネはもっとよく知っていたのだ。

 許認可とはどんなものか。

 それは法律によって禁止したものを、

 一部にだけ独占させるというシステムである。

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2011年9月20日火曜日

経済戦争の因果応報サイクル

 出典:黙示録の大予言:146~147頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 《経済戦争の因果応報サイクル

 「耳あるものはこれを聴くべし。

  おおよそ人を虜(とりこ)にする者は己れまた虜にせられ、

  刀にて人を殺す者は己れまた刀にて殺さるべし。

  聖徒の忍耐と信仰ここにあり」

 この「人を虜にする」は人を支配すること、

 「刀」は他人が生命より大切にしているお金を巻きあげる道具で、

 これは経済的な支配や金儲けのことと見ることもできるから、

 人を支配する者はやがては自分が支配され、

 金を儲けた者は自分もまた金を奪われるという意味になる。

 それは事実だ。

 アメリカは先進国として、その製品で日本を支配していたが、

 いまでは日本がアメリカ市場を支配し、

 彪大な貿易黒字を出し続けてアメリカ政府を悩ませている。

 しかしそれはアジア各国に目を向けると、

 今度はどんどん急成長を続けて、

 いまでは日本製品より安い商品を大量に日本市場にも、

 アメリカを始め世界市場にも売りこんでいる。

 まさにヨハネのいう通りになっている。

 続けて原文を見てみよう。

 「我また一匹の獣の地より出づるを見たり。

  これに二つの角ありて仔羊の角のごとし。

  かつその言うこと竜のごとし。

  この獣、先の獣の前にて、先の獣のすべての権威を上り、

  地とその土に住める者をして、

  先に死なんとする状態なりし傷の癒えたる獣を拝せしめたり。

  また大いなる奇徴をなし、人々の前にて火を天より地に降だし、

  かつその権を得て獣の前に行なうところの奇徴を以て、

  地にすむ者を欺むき、彼等に語りて、

  かの刀傷を受けてなお活ける獣の像を作らしむ」

 まさに「仔羊のような小さな角=資本」をもった

 「新たな獣=発展途上団」が、

 昔「竜=欧米先進国」がいっていたのと同じことをいい、

 「先の獣=日本」の目の前で、それらの権威のすべてをとり、

 「傷の癒えた獣=戦災から復興した日本」のその

 ”資本主義化、工業化と経営法やテクノロジー”を人々に崇拝させ、

 「天の火=原子力発電所」をつくり、それで人心を誘惑し、政権を固める。

 それはやがて「黄金をもたらしてくれる恩人」として、

 その「資本主義」を神と崇め、

 また中にはその企業の創始者や経営者の銅像をつくって、

 合弁会社の庭に飾るようになるまでエスカレートするという。

 これはいまや発展途上国だけではない。

 中国も、ロシアも過去の主義主張をかなぐり捨てて、

 バスを乗りかえて猛然と走りだしている。

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2011年9月19日月曜日

いま「獣」に一致する日本

 出典:黙示録の大予言:145頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 《いま「獣」に一致する日本

 日本の場合もドイツの場合も、

 それ以後の復興は「奇跡の復興」と世界中の人々からいわれた。

 そして追随者がどんどん現れた。

 ニックス諸国という名はいまもまだ通用している。

 そしてこの「聖徒」をキリスト教徒のこととしても、

 日本人はそれらの欧米各国を相手にまわして、経済戦争を戦い、それに勝ってきた。

 そして投資し、合弁会社をつくつて「諸族、諸民、諸音、諸国」を、

 一部ではあるが支配している。

 それは

 「殺され給いし仔羊(イエス)の唇にその名を録されざる者ども=非キリスト教徒は、この獣を拝む」

 というのにも合っている。

 もちろん政治的にではなく、経済的にであるが、

 キリスト教徒だって心の底からかどうかはわからないが、

 現地進出産業で働くアメリカ人や商人は日本人経営者に頭を下げ、

 世界中を見て歩く日本人観光客や顧客にも、

 ホテルの従業員や土産物屋などは頭を下げている。

 そうだとすると、

 「獣」としての私たち日本人はどうなるというのだろう?

 原文を続けて読んで考えてみよう。

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2011年9月18日日曜日

一度はナチス・ヒトラーで的中した「獣」

 出典:黙示録の大予言:144頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 《一度はナチス・ヒトラーで的中した「獣」

 これはむしろヒトラーそのものを予言していたと見たほうが、まだその内容に近い。

 なぜなら彼が台頭した当時のドイツは、第一次世界大戦に破れて「傷ついて」いた。

 それが彼が政権をとると、まるで奇跡のようによみがえった。

 世界の人がそれを認め、多くの崇拝者が生まれた。

 ヒンデンブルクが彼に政権を渡し、

 総統になって着々と国力を増していくのを見た人々は、

 「誰がこの英雄より偉いだろう! 誰が彼を相手に戦えるだろう!」といったし、

 その得意の弁舌で大言壮語し、気に入らぬ国々の支配者をクソミソにこきおろした。

 そして「42カ月のあいだ働く権利をもらった」というのは、

 1939年9月にポーランドへ侵入してから

 1943年4月のレニングラード攻撃までの彼の最盛期の3年半が、ぴったりそれに当たる。

 だからこの予言はすでに、そこで一度的中していたのである。

 だが「敗戦」で傷ついて立ち直った国といえば、戦後の日本もそれにあたる。

 たしかに太平洋戦争の敗戦で大きく傷ついた国である。

 そして1941年12月から1945年5月のドイツ降伏までは勢いを保っていた。

 ここでも三年半が、ぴったりそれにあたる。

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2011年9月17日土曜日

「第4帝国」の偉大な? 独裁者

 出典:黙示録の大予言:142~143頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー


 ではこの獣を過去の解説者はどう説明していたか見ておこう。

 ※この”獣”とは、いったい何なのか。

 角が10本、頭が7つというから、

 八岐のオロチの ような怪獣なのだろうか?

 しかし海からあらわれた怪獣が

 「すべての部族、国語、国民 を支配する」というのはちょっとマンガ的である。

 どうやら”獣”というのは、なにか怪物めいた、

 とてつもなく暴虐な独裁者、あるいは彼の支配する国家を指しているようでもある。

 ところで、この不気味な怪獣とよく似た怪獣が、聖書の中でもう一カ所登場する。

 ダニエル書である。

 そこで、まずダニエル書をひもとくことにしよう。

 そこにはこの”獣”の正体に関する手がかりが暗示されている。

 (この著者はダニエルが見た夢に現れた4匹の獣とこの獣とを比較して、

  次のように説明する。)

 第1の国から第3の国までは、ライオン、熊、ヒョウというように

 それぞれを象徴する獣の名前が具体的にあげられているのに、

 この第4の国だけは、10本の角をもち、

 やたらどう猛そうだということはわかるが、

 どういう獣なのか具体的には示されていない。

 ここに、「第4の国」のナゾがある。

 これはいったい、なぜなのか?

 ダニエルの夢に現れ、4つの獣の意味を説明した天使は、続けて次のように言う。

 第4の獣は地上の国である。

 これはすべての国と異なって、全世界を併合し、これを踏みつけ、かつ打ち砕く。

 (ダニエル書7章)

 すなわち、

 この4番目の国は(中略)歴史の教科書にでてくるような

 ローマ帝国ではなく世界帝国としてのローマ帝国なのである(中略)。

 かつてヒトラーは、ローマ帝国復興の夢を託して、

 ナチ・ドイツを第3帝国と呼んだ。

 第1は古代ローマ帝国、第2は神聖ローマ帝国である。

 おそらく、この”ひとりの獣”もヒトラーのような独裁者にちがいない。

 現在のヨーロッパが置かれている状況は、

 まさに偉大な独裁者の支配する第4帝国建設のために熟してきているかのようである。

 ※(有賀龍太『予言書黙示録の大破局』(ごま書房)


 だがこれが書かれてから10数年が過ぎてみると、予想は完全にはずれている。

 いま、ヨーロッパには、偉大どころか、平凡な独裁者さえも現れる可能性はまったくない。

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2011年9月16日金曜日

7つの首は7つの山、10の角は10の王

 出典:黙示録の大予言:140~141頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 《7つの首は7つの山、10の角は10の王
 
 [第13章]

 「われ海の砂の上に立ちて、1匹の獣の海より出るを見たり。

  これに7つの首と10の角あり、その角の上に10の冠をいただき、

  その首に僣妄(せんもう)の名をしるせり。

  我が見しところの獣、その形はヒョウのごとく、その足は熊の足のごとく、

  その口は獅子の口のごとし。

  竜、おのれの能力と位と大いなる権力をこれに与えたり。

  我この獣の1つの首、傷を受けてほとんど死なんとする状態なるを見たり。

  その死なんとする状たりし傷、癒えければ、

  全ての世の人これを奇跡として従がえり。

  竜、その権威を獣に与えしによりて人々竜を拝し、

  またこの獣を拝し、言いけるは、誰かこの獣のごときものあらんや、

  誰かこれと交戦をなしうるものあらんや。

  この獣・大いなる言と漬(けが)す言とをいう口を与えられ、

  また42ケ月のあいだ働きをなすべき権を与えらる。

  故、口をひらきて神を潰し、その名とその幕屋および天に住む者どもを漬せり。

  故、聖徒たちと戦い、これに勝つことを許され、

  また諸族、諸民、諸音、諸国を司る権威を与えられたり。

  地に住めるすべての人、すなわち世の始めより、

  殺され給いし仔羊の唇にその名を録されざる者どもは、この獣を拝せん」

 この獣の正体は何なのだろう?

 これとまったく同じ「7首10角」の獣は、『黙示録』の第17章にも出てくる。

 だからそれが何を意味しているかは、それも見なければわからない。

 長文なので要約してご覧にいれよう。

 [第17章]では、7人の天使の一人がヨハネに

 「多くの水の上に座っている大淫婦の審判を見せよう」

 という。

 ヨハネは、体じゅうに神を小バカにしたことを書きたくつたハンテンを

 着た暴走族のような姿の赤い獣に乗った、一人の女を見た。

 その獣は7つの首と10の角があり、女は紫と緋色のドレスを着て、

 黄金と宝石と真珠で身を飾り、

 手に

 「憎むべきもの」と自分の「好淫の汚れ」を注いだ金の杯をもち、

  額には「奥義大なるバビロン、世の中の淫婦と憎むべきものの母」と書いてある。

 天使は

 「何も驚くことはない。この獣は昔はいたが今はいない。

  その7つの首は女が座っている7つの山だ。

 7人の王がいたが、その5つはすでに倒れて今は一つだけいる。

 後の一つはまだ来ていないが、来ればしばらくは居る。

 10の角は10の王だ。

 彼等は国をもたないが、獣と一緒に、ほんの一時、王のような権力をもつ。

 彼等は心を一つにして自分の力を獣に与えるのだ。

 彼等は仔羊と戦って負けるのだ。

 淫婦が座っている水は庶民、群衆、諸国、諸言語だ。

 10の角の獣は、この淫婦を憎んで、荒れ果てさせ、

 裸にし、その肉を食い、火で焼く。

 それは神が、

 彼らに神に従う心を起こさせ神の予言が全部的中して実現するまで、

 その国を獣にお与えになったからだ。

 その女とは地の諸王の王である大都市のことなのだ」

 という。

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