2011年9月17日土曜日

「第4帝国」の偉大な? 独裁者

 出典:黙示録の大予言:142~143頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー


 ではこの獣を過去の解説者はどう説明していたか見ておこう。

 ※この”獣”とは、いったい何なのか。

 角が10本、頭が7つというから、

 八岐のオロチの ような怪獣なのだろうか?

 しかし海からあらわれた怪獣が

 「すべての部族、国語、国民 を支配する」というのはちょっとマンガ的である。

 どうやら”獣”というのは、なにか怪物めいた、

 とてつもなく暴虐な独裁者、あるいは彼の支配する国家を指しているようでもある。

 ところで、この不気味な怪獣とよく似た怪獣が、聖書の中でもう一カ所登場する。

 ダニエル書である。

 そこで、まずダニエル書をひもとくことにしよう。

 そこにはこの”獣”の正体に関する手がかりが暗示されている。

 (この著者はダニエルが見た夢に現れた4匹の獣とこの獣とを比較して、

  次のように説明する。)

 第1の国から第3の国までは、ライオン、熊、ヒョウというように

 それぞれを象徴する獣の名前が具体的にあげられているのに、

 この第4の国だけは、10本の角をもち、

 やたらどう猛そうだということはわかるが、

 どういう獣なのか具体的には示されていない。

 ここに、「第4の国」のナゾがある。

 これはいったい、なぜなのか?

 ダニエルの夢に現れ、4つの獣の意味を説明した天使は、続けて次のように言う。

 第4の獣は地上の国である。

 これはすべての国と異なって、全世界を併合し、これを踏みつけ、かつ打ち砕く。

 (ダニエル書7章)

 すなわち、

 この4番目の国は(中略)歴史の教科書にでてくるような

 ローマ帝国ではなく世界帝国としてのローマ帝国なのである(中略)。

 かつてヒトラーは、ローマ帝国復興の夢を託して、

 ナチ・ドイツを第3帝国と呼んだ。

 第1は古代ローマ帝国、第2は神聖ローマ帝国である。

 おそらく、この”ひとりの獣”もヒトラーのような独裁者にちがいない。

 現在のヨーロッパが置かれている状況は、

 まさに偉大な独裁者の支配する第4帝国建設のために熟してきているかのようである。

 ※(有賀龍太『予言書黙示録の大破局』(ごま書房)


 だがこれが書かれてから10数年が過ぎてみると、予想は完全にはずれている。

 いま、ヨーロッパには、偉大どころか、平凡な独裁者さえも現れる可能性はまったくない。

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