2011年9月12日月曜日

大天使ミカエルとサタンの天上大戦

 出典:黙示録の大予言:129頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 《大天使ミカエルとサタンの天上大戦

 「ミカエル、その使者を率いて竜と戦う。

  竜もまたその使者を率いてこれと戦いしが、

  勝つこと能わず、かつ再び天におることを得ず。

  ここにおいてこの大いなる竜、すなわち悪魔と呼ばれ、

  サタンと呼ばるる者、全世界の人を惑わす老蛇、地に逐いおろさる。

  その使者もまた、ともに逐いおろされたり」

 この部分は、英国の大詩人ジョン・ミルトンの名作

 『パラダイス・ロスト(失楽園)』のもとになったものとして有名で、

 その第6巻がこの部分にあたる。

 彼が謎をどう解いたか、そのあらすじを見ておこう。

 それはラファエルが語って聞かせる話として展開する。

 「大天使のミカエルとガブリエルとが、

  サタンとそれに味方する堕落天使らを討つために派遣された。

  神の味方の天使軍は無敵の方陣を組んで勇ましい音楽につれて進む。

  すべての鳥族が召集されて翼を連ねて守護し、

  地球の10倍もある広い国々を越えて行くと、

  北の地平に広がる火のような敵陣には、

  数知れぬ槍と兜、盾を持ったサタン軍が姿を現した。

  凄まじい第1の戦いは大天使軍が勝ち、

  サタン軍は夜にまぎれて逃げて作戦合議を開く。

  悪魔の新兵器がつくられ、それが大天使軍を悩ます。

  しかし大天使軍は武器を投げ出すと、

  それぞれ本物の山を抜いて悪魔軍に投げつけた。

  さしもの悪魔の新兵器も軍勢もその下敷きになる。

  それならと今度はサタン軍が山を抜いて投げかえす。

  勝負がつかないので神は神の子・キリストを派遣する。

  彼が電光の焔ひらめく神の戦車に乗り、

  2万の戦車軍を従えて敵の陣地に突入すると、

  悪魔軍は雷電に打たれて力が抜け、

  疲れ果てて城壁へ追いつめられる。

  すると城壁は突然口を開き、悪魔軍は底なし穴の、

  地獄の刑場へ飲みこまれてしまう」

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