出典:黙示録の大予言:154~155頁
加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ
《本当に悪魔の勝利が画策されているのか?》
この説明には幾つか思い違いがあるが、
個人情報を政府に全部握られるとしたら、
国民は自由などなくなる。
いつどこで誰とデートして、どこのレストランで食事をした、
何を食べて幾ら払った、といったことまで全部監視され記録される生活になるからである。
そうした圧迫に耐えられない人が、
次の選挙でその政権を倒そうとしても、誰と合って何の話をしたかがわかってしまう。
すぐに逮捕されて選挙どころではなくなる。
それだけではない。
タイ米がまずいといっても要注意人物にされ、逮捕されてしまう。
あなたは「まさか」とお思いになると思うが、
私たちは50年前まで、そんな生活をしていたのである。
いや、戦後でも、チヤツプリンらは「赤」だといって、アメリカから追放された。
その赤の本家ソ連では、
8000万人がシベリアへ流されて厳寒の中で重労働をさせられ、
痩せ細って死んでいった。
ナチスが何をしたかは、あなたの方がよくご存じだと思う。
アメリカの巨大資本が世界の情報網をにぎつて、
世界の独裁者になるというのは確かに恐ろしいが、
しかし、その程度のことでは人類は支配できない。
その証拠はアメリカが長年にわたって悩みに悩んできた貿易赤字でさえ、
その巨大資本にもどうすることもできないのが、現実だからである。
またその主役とされたIBMも業績不振で撤退をよぎなくされ、
日本から引き上げていったし、巨大コンピューターそのものが、
小型化の進んだいまではナンセンスに見えるほど、この説は時代遅れである。
また日本側の主役NTTにもご存じの通り複数の競争会社が生まれて、
独占企業ではなく、半国営会社だった当時の面影もない。
この原稿が書かれた当時の一時的な「感じ」をもとにした予測記事はすべてはずれている。
フリー・メーソンによる世界戦略という考えは、
ヒトラーのユダヤ人抹殺の口実とまったく同じもので、
彼が力を入れて宣伝させた
「地政学」という名の御用学問で、一時世界的に有名になったが、
彼の惨敗でその非人道的な目的が立証されて、
欧米では一掃されてしまった。
しかし遅れている日本では1980年代にベストセラーになったというお粗末さだ。
ここに引用したものはそれをり飲みにして書かれた
「恐怖商法」の商品にすぎない。
バーコードが計算すれば666になろうが、
私たちが買物をした金額が銀行に知れようが、
ロックフェラーに知れようが、それがあなたの男物だとわかるわけではない。
銀行が知るのはその日の売上げ総額だけなのである。
それで人類が支配されると主張するのは子供だましだ。
かりに666が気になるものなら、私など近くの郵便局へも行けない。
なぜならこの辺りの局は兵庫川西局の分局なのだが、
その川西局の郵便番号は「666」だからである。
それともこれもまた「神の設計」の一つで、
この『ヨハネの黙示録』を、私がこの土地で書くということが、
紀元前から「決定済み」だったのか……。
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