2011年9月7日水曜日

《予言》とは宿命を教えるもの、だから不幸は

 出典:黙示録の大予言:124~125頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 《《予言》とは宿命を教えるもの、だから不幸は

 幸福はたしかに、あなたの心の中の尺度で「量の感じ」が変わるが、

 「物の考え方」を変えても、あなたの置かれた情況は変わらない。

 あなたの「感じ方」が変わるだけだ。

 「○○の科学」などと称して、

 考え方を変えれば幸福になれると説くのは全部ウソである。

 なぜ、そんなにはっきりいい切れるか。

 それはごくわかりやすい問題だからだ。

 あなたが怪我や病気で「痛み」を感じた時、それを止めるために鎮痛剤を使う。

 痛みはすぐ止まる。

 しかし、それで傷が治り、病気がよくなったわけではない。

 単に鎮痛剤が神経をマヒさせ、

 情報を遮断したから脳が痛みを感じなくなっただけにすぎない。

 本当の痛みもその原因もそのまま残っている。

 むしろ逆に、患部からの痛みという情報が途絶えたために、

 脳は白血球を送る指令を止めて、どんどん悪化して、最後には生命とりになる。

 ヨハネのいう「口に甘く、腹㌍苦い」とは、

 「耳に甘く、死が苦い」といい換えてもいい。

 あなたが本当に幸福になるにはどうすればいいかを教えているのである。

 いやそれだけではない。彼の目的は別にしで、結局、

 『黙示録』全体が、それを教えているのである。

 それは

 「めんどうくさく、わかりにくく、ややこしく、不気味で、嫌いな説教や教訓」

 に満ちている。

 でも、的中の実績のはっきりした『カピトーリウム神託集』を使って、

 未来に必ず起こる不幸を予告してくれている。

 幸福になるにはその不幸を「避けて通る」必要がある。

 その危険を知らずに悪魔の「甘い誘い」にだまされて、

 その口に飛びこんだのでは、幸福どころの騒ぎではない。

 人間だとは思えないほどの愚かな行為である。

 あなたの前途には

 「甘い蜜」や目に見えない「クモの糸」で

 あなたを食い殺そうという悪魔どもの他に、

 まだまだ物凄い大悪魔がウジャウジャいる。

 『黙示録』はそれを一つ一つあげて、

 私たちに間もなく必ずやってくる猛烈な地獄変を描きだして見せてくれている。

 どんなに気味悪く「苦く」てもそれは見ていかねばならない。

 社会や世界がひどいことになれば、

 あなただけが幸福ということは絶対にありえない。

 そうした社会環境は個人の力では変えられないが、

 自分をその環境に合わせて、あるいはそれから遠ぎかって、

 無事に生きぬくことはできる。

 《予言》とは、個人には変えられないその大変化、

 すなわち「宿命」を教えるものなのだ。

 それを知ってこそ、避けて安全をはかり、別の幸福を探すことができる。

 何もせずにいて幸福に出合えるなどという夢は、愚かな「幻」にすぎない。

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