2011年9月5日月曜日
「巻物」を食べたヨハネ
出典:黙示録の大予言:120頁
加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー
《「巻物」を食べたヨハネ》
「我また一人の強き天使の、雲を着て天より降るを見たり、虹その首にあり。
その面は日のごとく、その足は火の柱のごとし。
その手にはひらきたる小さき巻物をとり。
その右の足を海の上に踏み、左の足を地にふみ、
獅子の吠えるごとく大声に呼ばわれる時、7つの雷ありて声を出せり」
その強き天使はヨハネに
「第7の天使がラッパを吹くとき、神の奥義は成就する」といい、
続いて「天の声」が「その小さき巻物をとれ」という。
そこで天使に巻物をくれというと、
強き天使は
「この巻物を食べ尽くせ。
汝の腹は苦くなる。
しかし口に入れるときは蜜のように甘いぞ」という。
食べてみるとその通りだった。
すると天使は
「汝、再び諸民、諸国、請音(言語)・諸王のことを預言すべし」という。
この話の核心は、ヨハネが《予言》できるようになるためには、
その「小さな巻物」を全部消化しなければならなかった、ということである。
それは食べているあいだは甘かったが、後で苦くなってしまった。
これと同じことは甘い菓子を食べすぎると、体をこわして苦い苦しみを味わい、
苦い薬を飲まなければならないから、
誰でも体験していることのようだが、
「巻物」を食べろというのだから菓子ではない。
これは一体どんなものなのだろう?
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