2011年10月28日金曜日

「荒れ果てさせ、裸にし、その肉を食い、火で焼く」


 出典:黙示録の大予言:208頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《「荒れ果てさせ、裸にし、その肉を食い、火で焼く」

 先に一度見た[第17章]をここでさらに詳しく検討してみよう。

 そこでは、

 「7人の天使の一人がヨハネに多くの水の上に座っている大淫婦の審判を見せよう」という。

 ヨハネは、赤い獣に乗った一人の女を見た。

 その獣は7つの首と10の角があり、

 女は紫と緋色のドレスを着て、黄金と宝石と真珠で身を飾り、

 手に「憎むべきもの」と自分の「淫淫の汚れ」を注いだ金の杯をもち、

 額には「奥義大なるバビロン、世の中の淫婦と憎むべきものの母」と書いてある。

 天使は

 「淫婦が座っている水は庶民、群衆、諸国・諸言語だ。

  10の角と獣は、この淫婦を憎んで、荒れ果てさせ、裸にし、その肉を食い、火で焼く。

  それは神が、

  彼らに神に従う心を起こさせ神の予言が全部的中して実現するまで、

  その国を獣にお与えになったからだ。

  その女とは地の諸王の王である大都市のことなのだ」

 という。

 この大淫婦=大都市の正体は、巫女とヨハネの場合は共にローマを指している。

 7つの山はいまでもある。

 そこにあった7つの神殿はそれぞれ別の神を祭った対立する宗派のものだったが、

 ローマはそのすべてを利用した。

 すなわち誰とでも寝る淫婦だというのだ。

 それを非難したのはハリカルナッススの神官たちである。

 ヨハネの場合は、イエスをそのローマが惨殺した。

 だからそれが獣によって内部崩壊する、らとは何よりの仇討ちである。

 彼がこれを《予言》の目玉にした気持ちがよくわかる。

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