2011年10月27日木曜日

石油涸渇の苦痛と汚れた霊


 出典:黙示録の大予言:195~196頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《石油涸渇の苦痛と汚れた霊

 木が生えていれば、その陰は涼しい。

 太陽も人を焼くことはできない。

 だが人は木を切る。

 1921年

 インドの考古学者L・D・バナルジが

 モヘンジョ・ダロの古代都市を発見した時、

 人々を驚嘆させた古代文明都市は、

 その後の調べで、周囲の木を切り尽くしてしまったために滅びたことがわかった。

 当時のエネルギー源は薪だったから、それを使い尽くした時、

 この舗装道路や水洗トイレまで完備していた古代都市は機能しなくなって、

 住民は移住を余儀なくされたのである。

 火は人間生活の味方だが、一方では火が人間を追い出すことにもなる。
 
 それを私たちに当てはめてみると、

 その火の元である石油が地球上から姿を消した時、

 私たちはどこへ移住すればいいのだろう? 
 
 私たちはモヘンジョ・ダロの古代住民よりも、

 はるかに危機に直面していることを見落としてはいけない。

 こうして現実に「暗闇」は

 石油の一滴一滴の消費とともに秒刻みで接近してきている。

 遊びに車を乗り回している者は人類の敵なのだ。

 第5の金椀が傾けられると、

 「暗くなって、人々は苦痛にその舌を噛んだ」という。

 闇はそれほどに人を苦しめる。

 それはほとんどの動物が眠る理由でもある。

 魚でさえ眠る。

 モヘンジョ・ダロは木を切り尽くして、

 その闇と寒さに耐えきれずに人影が消えたのである。

 第6の金椀が傾けられると、

 「大河ユーフラテスの水が涸れ尽きてしまった。

  それは東方の諸王の道を開くためである。

  また竜の口・獣の口・ニセ予言者の口から、

  蛙のような三つの”汚れた霊”が出てきた。

  これは悪魔が奇跡を見せて、

  神が仕組んだ大戦に全世界の王たちを呼び集めるためだ」という。

 ユーフラテスはアラブ世界の象徴である。

 水は生存に欠くことのできないもの。

 いまのアラブ世界で生存に欠くことのできない「水」とは石油である。

 それが「涸れ尽きてしまった」。

 それは東方の王たちの道を開くためだという。

 その王たちには間違いなく石油の涸渇でいちばん打撃の大きい日本も入っている。

 侵略戦争でも始めて、西に遠征軍を送るとでもいうのだろうか……。

 戦争に参加する可能性の強い東の国には、北鮮、韓国、中国もあげることができる。

 またさまざまな「言論」が王たちを大戦に参加させるために、

 いいかげんな醜いウソを並べるらしい。

 その大戦は神が仕組んだものだという。
 
 神はなぜ、そんなことをするのか……。

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