2011年10月27日木曜日

ハルマゲドンと未曾有の大地震


 出典:黙示録の大予言:197~199頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 第10章  世界は超・激変する、その時、救いはあるか

 《ハルマゲドンと未曾有の大地震

 「その三つの霊、諸王らをヘブライ語でハルマゲドンと呼ぶ所に集めたり。

  第7の使者その金椀を空中に傾ければ、大いなる声、”すでに成れり”という。

  このとき多くの声、迅雷、閃電、また大地震あり。

  人の地に出現せし以来、かくのごとき大いなる地震ありしことなし。

  大いなる都市、三つになり。異邦人の諸々の城、倒れたり」

 そこで神はバビロンを思い出して、

 激しい「怒りの酒」をその都市や城に与える。

 すべての島は逃げ去り、山は姿を消し、

 重さ1ダラント(約30キログラム)もある巨大な雹が降る。

 この雹の被害があまりにも大きかつたので、人々は神をののしった。

 従来の解説では、

 このハルマゲドンを神と悪魔の巨大戦場のようにいってきたが、

 ご覧のように、

 この『ヨハネの黙示録』では、ただ諸王らを集めるだけの場所である。

 無理やり時代の異なるほかの『聖書』予言と絡めて混乱させていたのだ。

 だが、これまで申し上げてきたように、

 『黙示録』は『カピトーリウム神託集』をもとに紀元後にヨハネが書いたもので、

 紀元前に書かれた『旧約聖書』の予言とは切り離して読まないと大混乱におちいる。

 たとえば、同じゴグといった名前が出てきても、

 それは江戸と東京以上に時代も考え方もまったく違うものだからである。

 自分の説に都合がいいからと、

 あちらこちらから材料を集めて継ぎ足せば、

 おもしろいお話しはできあがるが、それではとても

 『黙示録』の解説とはいえない。

 だから過去に書かれた多くの

 「ハルマゲドン解説」が一つも当たらなかったのである。

 それらはすべて「ソ連」が主役だった。

 そして、最新型の兵器が続々登場して、

 イスラエルで激戦を展開するという筋書きになっていた。

 その最後に核が使われ、

 世界の3分の1が吹き飛び、

 人類の3分の1が死ぬという恐ろしい戦いが描かれていたが、

 それは実現する可能性がなくなってしまった。

 ソ連そのものがなくなり、ソ連軍も存在しなくなったが、

 それ以上にソ連の後継者であるロシアが、自由世界の敵ではなくなっている。

 かりにロシアが政変でまた元の共産党独裁、

 超国家主義者の国に逆戻りしたとしても、かつてのような力はない。

 過去の解説者がソ連といっていたものは、

 実は東欧圏諸国で含めた「冷戦」の東側のことだから、

 今後ふたたび西側と対等に力を比べられるような、

 「東側の勢力」が再編されることはありえない。

 だからそれらの冷戦型大戦は、もう「絶対に」起こらない。

 これは『黙示録』が間違ったのではなく、解説者が間違ったのである。

 ヨハネは正確に述べて、ここでは戦争には少しも触れていない。

 ただ「人類出現以来かって無かった巨大地震」があるという。

 真に恐ろしいのは、その大地震のほうなのである。

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