2011年10月27日木曜日

血の災いと死の世界


 出典:黙示録の大予言:193~194頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《血の災いと死の世界

 第2の金椀が傾けられると、

 海は死者の血のようになって海の生物はみな死んでしまった。

 これは赤潮に相当する。

 それが発生すると、あたりは酸欠状態になって微生物も生きてはいられない。

 次の第3の金椀が河川や湖の上に傾けられると、これまた水が血に変わる。

 これは『聖書』[出エジプト記]

 モーセに率いられたユダヤ人がエジプトから脱出した直前に、

 エホバがモーセを助けて王と術比べをし、

 モーセが杖で水を打つと河が血に変わり、

 エジプト全土の水が血に変わって飲めなくなってしまったという話と同じものである。

 その後モーセらは紅海のほとりまで逃げたが、

 王が軍隊を連れて追ってきた、

 危機一髪という時、

 海が裂けて海底が現れ、

 ユダヤ人はそれを通って逃げ、

 後を追った王らは再び元に戻った海に飲みこまれてしまった。

 あの「十戒」の物語だが、

 いまでベリコフスキーの名著『衝突する宇宙』によって、

 それが当時「ティフォン」と

 命名された真赤な彗星接近のせいだったとされている。

 これは本当は紀元前1495年の事件であって、

 同じことが近く起こるとすれば、

 可能性があるのは先にお話しした2000年の小惑星ぐらいだが、

 他にもアフリカから吹きつける風に乗って

 舞い上がる紅砂には血の色をしたものがある。

 だからこの話もでたらめではない。

 第4の金椀が傾けられると、「太陽が人を焼き殺す」。

 これは旱魃、砂漠化を意味している。

 現実にアフリカのサハラなどは、

 年々周囲を浸蝕して次第に大きくなりつつある。

 日本では砂漠化が人間の仕業によって起こっている。

 公害源はゴルフ場と自動車道と住宅地の開発である。

 山を削り、森林を切り倒して雨のたびに泥土を河川に大量に流す。

 アメリカの生物学者J・ピカールは

 1965年に

 「地球は大気、水、土地のすべてが、

  重大な自殺的汚染に広く覆われ始めている」と警告した。

 以後30年、被害は深刻になる一方である。

 「開発」という、あいまいな表現がつくり出したこの世の地獄なのだ。

 海でも磯焼けという現象が青森と北海道を脅かしている。

 従来コンブやホンダワラといった

 「海の幸」が根を下ろして着生していた磯の岩石に、

 サンゴ藻が近年異常に激増して石灰を分泌したために、

 海藻も他の者生生物も根をおろせず激減してしまったのだ。

 私(加治木義博)は30年前、鹿児島の錦江湾をスキンダイビング中、

 海底が死の世界になっているのを、この目で見た。

 それは喜入石油基地の埋め立てによるもので、

 桜島の陰になる50キロメートル離れたあたりまで泥土に覆われて、

 岩に着くノリもイソギンチャクも魚も完全に死に絶えていた。

 石油そして死、それは硫黄酸化物による大気汚染だけではないのである。

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