2011年10月26日水曜日

「ニセの愛」が育てる「獣」


 出典:黙示録の大予言:182~183頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《「ニセの愛」が育てる「獣」


 ここで「2世問題」を考えてみよう。

 すべての悪を生むもとが、子供を育てる親であることが、これではっきりした。

 それも生後の教育だけでなく、受胎の瞬間から胎児は母の血をもらって育つ。

 その血に母親のストレスが作った物質が混じれば、胎児は異常な方向に育つ。

 昔からいう「胎教」という言葉は、単なる精神的な「迷信」と誤解されているが、

 母親が胎児に大きな影響を与えるというその考えは正しい。

 だから遺伝と異常物質で作られる犯罪素質者は母親が生む。

 そして親が子を育てて世の中へ送り出す。

 学校にも責任はあるが、その前に乳幼児期の家庭教育が子供の一生を支配する。

 その子供が犯罪者になれば本人は「実行犯」だが、

 その場合は親が犯人をつくつて社会に送りこんだ「真犯人」なのである。

 だが、いまの法律では、

 いわば宿命を負わされて生まれてきた「犠牲者」というべき子供を罰して、

 社会に対して本当に賠償責任のある真の加害者である親は罰しない。

 これも世界のバベルの国々の崩壊を「決定的」にしている原因なのである。

 あなたの敵は、すぐ隣りにもいる。

 そして同じ誤りを繰り返しているのだ。

 それはもちろん、教育が根本から間違っている世界中で見られる。

 こんなふうに人類はまだまだ幼稚すぎるのである。

 善と悪との見分けもつかず、幸福と不幸の区別もつかない。

 その知能指数は1億年前の恐竜とあまり変わらない。

 だから何をするかわからない。

 常に理性のある行動をとると信じてお付き合いしていると、

 必ずひどい目にあうのである。

 だから子供を生まれながらに犠牲にしているのは、

 「悪魔」という名をつけたがる親だけではない。

 自分が本物の「悪魔」を育てているくせに、

 他人のことになると、「悪魔」という名をつける親を非難するのは、

 自分の愚かさに気がつかないからである。

 何も考えないで、

 ただ他人のマネをしていいかげんに自分の子を育てながら、

 愛しているつもりでいる親。

 ペットなみに、ただエサだけ与えている親とさまざまである。

 だが最悪なのはオモチヤが欲しいといえばムリをして買ってやるのが

 「愛情」だと錯覚している親であることを忘れてはいけない。

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