2011年10月31日月曜日

第三次大戦の導火線・サタン諸国


 出典:黙示録の大予言:221頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《第三次大戦の導火線・サタン諸国

 これまで「超・激変」の部分にこだわって

 「経済崩壊」に力点を置いてお話ししたが、

 最後に『黙示録』の教える戦争の惨禍について、

 前のほうのページを振り返りながら簡単にお話ししよう。

 「ミカエルがサタンと天で戦う」。

 これはスターリンをミコヤンが神の座から引きずりおろしたことの他に、

 「ミサイルとサターン・ロケット」とも読めるから、ミサイル戦も意味している。

 またサタンは共産諸国だから当然「北朝鮮」も入っている。

 しかし神が与えた3年半の権威は間もなく消滅する。

 北朝鮮はいまも時代遅れなマキヤベリズム型外交で次第に深みにおちいりつつある。

 ソ連なき後もスターリニズムを踏襲したまま、

 天・人ともに許さない古代の遺物「独裁」の「神の座」を守ろうと、

 『黙示録』通りに「火の海地獄」を選ぶ。

 それは指導者が『黙示録』に無知だからで、

 「生き残れる」と錯覚して、

 ハルマゲドンに近いイスラム「獣」勢力と闇の中で画策しているのが現状だ。

 それに加えて、先にお語しした各国の武器輸出「死の商人」の暗躍も甚だしい。

 最近もこともあろうにイタリア政府が先に立って、

 あのサダム・フセインにミサイルを売っていたという報道があったが、

 そんなものは氷山の一角に過ぎない。

 兵器をどんどん買いいれるのは、戦争をするために決まっている。

 げんこを振り上げてしまったら、

 必ず一度は相手にパンチを食わせなければならない。

 それは兵器が旧式にならないうちが花である。

 だから彼らはチャンスを狙い、

 地下で連絡をとり合ってさまざまな工作を続けている。

 それはいまの自由主義化したロシアでさえ

 現役のアメリカCIA高官・オルドリッチ・エイムズに2億円の報酬で、

 逆スパイをさせていたことが暴露されるという有り様なのだ。

 その結果、どんな激動激変が起こるかは、

 ノストラダムスが未来へ行って見てきたほどの鮮かさで詳細に描写している。

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2011年10月30日日曜日

未来学を信じて《予言》を信じない人へ


 出典:黙示録の大予言:219~220頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《未来学を信じて《予言》を信じない人へ

 では、こうした未来は現実のものなのだろうか……。

 せっかくこうして突きとめた『黙示録』やノストラダムスの『大予言』も、

 それは「占い」程度のものだと軽視する人たちがいる。

 彼らは学校などで間違った教育を受けて、

 そうした考えの欠点に気がつかない。

 彼らは科学的な「未来予測」は信じるが、

 《予言》は非科学的な迷信だと思いこんでいるのだ。

 だが実際には、

 現在の未来予測学は全然アテにならず、

 学者自身、まったく自信がない。

 その原因は、統計をもとにした

 「2001年には世界の○○○はどうなる」というような「説」は、

 たとえば過去の統計数値が「常に一定の比率で増え続ける」というような、

 この世では絶対にありえないものを、

 あるように錯覚した思いこみに基づいているからである。

 誰が考えても、その間には必ず変動があるに決まっているものを、

 初等数学的な頭しかない人たちが、

 国民を見くびって出した小学生なみの答えなのだ。

 的中するはずがない。

 地震のような機械的な原因によるものでも、

 周期が確定しているわけではない。

 季節のような順序の定まったものでも、

 ピナツボ火山の大噴火のような突発事件で噴きあげた火山灰によって雲の量が増え、

 大地が受けとるエネルギー量が激減して、冷夏を作りだし、

 日本が外米を輸入して配給するという非常事態におちいった。

 こうしたことは「統計をもとに空想した未来」には入っているはずがない。

 だからいまの「未来学」は、まだまだ信頼できない。

 ノストラダムスの『大予言』とは

 比べることすらできないほど無力で「幼い」学問である。

 ところが社会の一部は、

 それがすでに立派に成長した有用なものだと妄信している。

 問題はそこから発生している。

 主食米の問題だけでなく、公害による環境問題も、

 貿易黒字によって受けている全世界からの非難も、

 バブルの発生も崩壊も、ソ連の消滅も、
 
 何ひとつ予測できなかった人たちが、

 政策を立案して、すべて反対の結果に終わった。

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2011年10月29日土曜日

日本に残るスラム化した大都市の廃墟


 出典:黙示録の大予言:218頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《日本に残るスラム化した大都市の廃墟

 日本の場合は、ほとんどすべての加工産業が列島外へ移る。

 軒を並べていた工場はすべて閉鎖されて廃墟となり、

 それによって生活していた人々も、企業とともに移住する人、

 解雇されて他の仕事に転職する人、

 故郷に戻る人が続出して商工業都市は人口が激減する。

 それは前例がないわけではない。

 すでに日本では石炭産業の没落で体験済みなのだ。

 北部九州や北海道などで続出した閉山地域の急激な衰退が、

 今度は全国的な規模で起こるのである。

 その場合、それは大都市ほど激しい。

 東京、名古屋、大阪といった都市はビルの墓場になる。

 こう申しあげると、未来の世界の激変が、これまでいわれていたような、

 「戦争」「環境破壊」「核爆発」といったものではなく、

 人類の進歩にともなう、ごく自然な変化なのだということが、

 はっきりおわかりいただけたと思う。

 それは当然起こるべくして起こるもので、

 戦争や環境破壊のように「防止できるもの」ではない。

 どんなにしても避けることのできない必然的なもので、

 それはまた人類がよりよく生存するためには早ければ早いほどよいものなのである。

 ノストラダムスが描いて見せてくれた

 「廃墟と化して、有害物質の汚物でメッキされた大都会」の図には、

 戦火や天変地異で崩れた描写はない。

 衰退してスラム化してしまった都市の姿である。

 それは、東京であり、大阪であり、名古屋であり、その他の地方都市でもあったのだ。

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2011年10月28日金曜日

必ず始まる「人類大移動」の時期はいつか?


 出典:黙示録の大予言:216~217頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《必ず始まる「人類大移動」の時期はいつか?

 必ず始まる「人類大移動」の時期はいつか?

 もちろんそんなことが不意に急激に実現することはない。

 なぜならそれはほとんどの全人類に大ショックを与えるからだ。

 かりにそんなことが急激に突発すれば、

 それは混乱程度ではすまず、

 暴力による抵抗とそれを排除しようとする武力との衝突を引き起こす。

 そして生産は止まり、生産物は略奪され、

 国家主義の殻を守りたい中国や北朝鮮などの現政権は、

 戦争に訴えてでも現状を維持しようとする。

 だから、まずよほどの突発的事件でも起こらない限り、

 そんな事態が事前の協議なしに進行することはない。

 だがそれは前進しないということではない。

 すでにウルグアイ・ラウンドが実現し、

 欧州と北中米が経済の統合化を実現しつつあるように、

 それは地球規模で進行しつつあるのである。

 後戻りも停滞もせず、それは進行し実現する。

 それ以外に、未来の人類が生き残る道はないからである。

 途中の経過がどう変わろうと、やがて実現する国境のない世界。

 その時どんなことが私たちの生活を襲うか……。

 まず第一に起こるのは『適地生産』ということである。

 国境がなく、輸送力がまだまだ発達するとすれば、

 寒い地域で温室で栽培した野菜や果物を食べるというような、

 不経済なことは「成り立たなくなる」。

 続けたいと思っても、需要がなくなるから継続できない。

 これと同じことがすべての産業で起こる。

 輸送が発達するといっても、
 
 コストがゼロになるわけではないから、

 次第に素材の産地に一次加工産業が集中する。

 いまは日本など二次三次加工技術のある国に集中している設備が、

 どんどん原料産地に移動する。

 だから細かい例をあげれば、

 いまのように原油をタンカーで運ぶということも激減する。

 それは企業消費が減るだけではない。

 企業に勤めていた人々も減るから、エネルギー消費全体が減る。

 タンカーや設備の数は当然激減するし、人口そのものが減る。

 この変化は、無資源国の日本で世界最高になることは間違いない。

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国境と共に消滅する所有権


 出典:黙示録の大予言:215頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《国境と共に消滅する所有権

 しかし、本当の先進国の知性は必ずその難問を解決して、

 遅れたものを処理するに決まっている。

 だからこそ欧州はECとして経済統合し、EUとして政治統合し、

 アメリカ、カナダ、メキシコもNAFTA自由経済圏をつくつて、

 経済上の国境をなくしてしまったのである。

 だが、その程度では、まだまだ未加盟の国々が多いし、

 ECとNAFTAとの国境も残っているから、

 さらに広域の統合が必要になることは目に見えている。

 結局、遅かれ早かれ、世界が国境をもたなくなるのは時間の問題なのだ。

 するとこれまで所有権防衛の最大の防壁だった国境が完全に消滅するばかりではない。

 各国ごとに異なるモラルまたは資源の差で許されていた「自由」が、

 世界共通の法律で「規制」されることに変わるのは当然のことである。

 極端な例をあげれば、

 これまで平気で兵器をつくっていたアメリカも、兵器産業はなくなるし、

 中国や北朝鮮が行っていた思想統制もできなくなる。

 日本も食料輸入規制始めすべての許認可制度が白紙になってしまう。

 これは米国では兵器産業で儲けるという「所有権」が取り上げられることだし、

 中国などでは政治家が「国民」や「国土」といった

 すべてのものの「所有権」を失うことにほかならない。

 もちろん日本でも従来自由に金を稼いでいた「事業」を独占できなくなる。

 それはいままで所有していた「企業という富」が、消失してなくなることなのだ。

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自然に起こる変化による”たった一つの救い”


 出典:黙示録の大予言:213~214頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《自然に起こる変化による”たった一つの救い”

 たった一つだけ救いがある。

 戦争の有無にかかわらず、

 それは自然に起こる変化によって必ずやってくる。

 黙示録予言はまだ続くが、もう紙数が尽きたので、

 あとは別の本に譲ることにして、

 残りのページでは、

 人類がそれによる「絶滅」をまぬがれるために打つ

 「唯一の手」とはどんなものかをお話ししよう。

 その未来の最大の激変は「所有権」の上に起こると

 『黙示録』はいう。

 神が大淫婦を倒した獣に国務有攣を任せるのも、ほんの一刻だというからである。

 人類の歴史は「奪いつ、奪われつ」の所有権の移動の歴史に集約できる。
 
 領土の奪いあいから、政権の奪いあい、

 小さく見れば遺産相続の争いに至るまで、すべてがそれである。

 私たちの日々の生活は、その所有権の上になり立っている。

 それがどう変わるか……。

 その変化を起こすものは、生産規模の変化である。

 いちばんわかりやすい例は石油だ。

 油井から生産されたものはほとんどが輸出される。

 お客の国籍は問わない。

 それでなければ国内消費だけでは企業も囲も維持できない。

 そんなことになったのは、機械化が進んで巨大量産時代に入ったからである。

 これは他の生産物でも同じことである。

 国内消費量を超える生産物は外国へ売るしかない。

 国境なんか考えている余裕はない。

 だが、私たちはここで、その「国境」を考える必要がある。

 国境とは本来は、

 その国民が「所有」しているもののすべてを、

 「線」で表した境界標識である。

 その線の中にあるものは全部、その国民が「所有している富」であった。

 だが石油は、地下に眠ったままでは「富」ではない。

 それを売って金に換えなければ、宝石や機械といった富にはならない。

 そのためには今度は「国境」が邪魔になる。

 埋蔵物を自分の所有にするためには

 国境をつくつて敵の手から守らねばならないが、

 それを売るには敵と仲よくして、国境はないほうが都合がいい。

 なぜなら相手は、こちらがどんなに売りたくても、

 国境をタテにとって買ってくれないからだ。

 1993年まで長年続いた

 ガット・ウルグアイラウンドのさまざまな交渉経過をみれば、

 国境がどんなに邪魔で、その問題がどんなに難しいものか、

 はっきり理解されたことだろう。

 それは経済問題だけなら、

 まだしも、「核」や「軍備」や「思想」の問題になると、

 人類滅亡につながりかねない北朝鮮問題のように最悪のガンになる。

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国の滅亡を防ぐものは何か


 出典:黙示録の大予言:211~212頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《国の滅亡を防ぐものは何か

 1993年12月15日に、

 ガット・ウルグアイ・ラウンドが完結して、

 自由貿易の原則が確立するまでは、

 世界は各国による「保護貿易時代」だったと定義できる。

 もちろんそれも絶対的なものではないが、

 一応「全世界が、保護貿易の弊害を認識して、それを廃止する方向に足並をそろえた」

 という点でしめくくると、

 この日を境に

 「保護貿易時代」と「自由貿易時代」の「二つの時代」を対比させることができるからである。

 その保護貿易とはどんなものだったか?

 それは「貿易戦争だった」と定義できる。

 少しでも多くの外貨を稼ごうと、政府が企業を援助し、

 あらゆる便宜を与えて、安くタンピンクして輸出させる。

 競争国も同じことをすれば、それは国をあげての競争になる。

 この場合の武器は生産力であり国力である。

 その結果は弱い相手国は衰え、敗北する。

 だから兵器こそ使わないが、国家総力戦と多くの点で同じものになる。

 「保護貿易とは、形を変えた戦争だった」というのが正しいのである

 (戦後の日本は「株式会社日本」と非難されてきた)。

 そしてさらにその争いが激化すれば、

 敵の売りこみを防ぐために相手国は関税障壁を高くし、

 許認可の種類を多くして、外国企業の進出を妨害する。

 こうしたごたごたの結果、市場をめぐる紛争が絶えず起こり、

 縄張りがつくられ、「共栄圏」という名の「餌場」をつくろうとする。

 その同じ市場を狙う力同士がぶつかって、

 ついに武力による戦争の泥沼にはまりこんでしまい

 、西ではドイツが、東では日本が、旧勢力の包囲を受けて、

 それを武力の先制攻撃で破ろうとした。

 これが「第二次大戦の真因」だったのである。

 それをもう繰り返すまいというのが、

 いまの世界経済再編の一連の動きだ。

 それに逆らう者は一つ間違うと戦争を覚悟せねばならない。

 そのために政府間協議などで抑制しあおうとしてきたのは理性のある行為である。

 だが理性のない者の目には、そうしたことがすべて敵の謀略に見えるらしい。

 だからあれこれ抵抗を試みる。

 その結果、

 相手が「これは話の通じない異常な怪物だ」と認定すると、

 その国の議会が戦争を容認する。

 こうして確実に「世界を相手に本当の戦争を戦う」ハメになる。

 企業が悪ければ戦争が起こり、世界を相手に戦って勝てるわけがないから、

 その国は必ず滅びる。

 だがかりに勝てたとしても、前章で見たように、

 それは公害をいっそう深刻化して、まず自分の国をだめにし、

 次に世界に災厄をまきちらす。

 どちらに転んでも私たちには「救世主」は来ないとしか思えないのだが、

 どうなのだろうか……。

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「こんな大きな富がひとときの間に消えうせるとは」


 出典:黙示録の大予言:210頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《「こんな大きな富がひとときの間に消えうせるとは」

 だがこれを日本に対する《予言》として読むと、

 私たちに直接役には立つが、決して愉快な《予言》ではない。

 それこそ人によっては、

 第二次大戦の敗戦よりも、さらにショッキングな未来が展開してくる。

 この語に恐怖を覚えるか、あるいは、読んでよかった! 

 とお思いになるか私にはわからないが、

 私(加治木義博)のつとめは『黙示録』予言の解読である。

 それを報告するのが私の義務なのである。

 この大淫婦は獣たちに裏切られてひどい目にあう。

 それはかつてない巨大地震でもある。

 大都市だというのだから関東大震災の二の舞いを連想させる。

 それを[第18章]は次のように書いている。

 「諸々の災い、1日のうちに来たらん。すなわち死、非哀、飢饉なり。

  彼また火にて焼き尽くされん。

  ……商人、これがために泣き悲しめり、彼らの商品を買う人なければなり」

 そして、さまざまな商品の名前を羅列してあり、

 最後に「人の魂」まで出てくる。

 そして

 「黄金、宝石、真珠で飾った大都市よ…

  こんな大きな富がひとときの間に消えうせるとは……」と

 嘆いて、それは「万国の民をなんじが魔術で惑わしたためだ」といっている。

 魔術すなわち「罪」が、日本、そして東京や大阪を、そんな日にあわせるというのだ。

 それは一体、何を指しているのだろう?

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「水の上に座った大淫婦」こそ輸出に重点を置く日本


 出典:黙示録の大予言:209頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《「水の上に座った大淫婦」こそ輸出に重点を置く日本

 ところが現代から見ると、

 そのローマは彼の仲間のキリスト教の大本山になってしまっている。

 それが内部の獣によって倒されるというのだ。

 そしてこれが的中しているとすれば、

 いまのバチカン首脳部は、

 獣が一時「その国を与えられて」いるのだということになる。

 だが次の[第18章]を読むと、

 そんな小さな宗教界の内輪もめ程度のことではなく、

 人類全体の運命に関する、

 実に大きな《予言》だということがわかる。

 大きな権威をもった天使が天から下ってバビロン(=ローマ)が倒れた理由を、

 次のようにいうからである。

 「万国の諸王がこの大淫婦と淫を行ない、

  地の商売人もこの大淫婦の甚だしい贅沢のお陰で富んだからである」

 これはローマ法王庁には当てはまらない。

 「万国の諸王」がキリスト教と仲がいいとはいえないし、

 法王庁が「甚だしい贅沢」をしているともいえない。

 ではこれに合うのは何か?

 それは経済大国である。

 身近かな日本を考えてみると、

 二つともぴたりと合っていることがよくわかる。

 この場合の「地の商売人」は、国内のそれだけでなく、

 日本を客にして豊かになった諸外国も指している。

 ことに「水の上に座った大淫婦」という表現は、

 「輸出に重点を置く日本」と書き換えてもぴったりである。

 これが意味するのは『黙示録』はヨハネの意思を超えて、

 いまでは彼が考えもしなかった《大予言》として、

 「一人歩き」し始めたということなのである。

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「荒れ果てさせ、裸にし、その肉を食い、火で焼く」


 出典:黙示録の大予言:208頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《「荒れ果てさせ、裸にし、その肉を食い、火で焼く」

 先に一度見た[第17章]をここでさらに詳しく検討してみよう。

 そこでは、

 「7人の天使の一人がヨハネに多くの水の上に座っている大淫婦の審判を見せよう」という。

 ヨハネは、赤い獣に乗った一人の女を見た。

 その獣は7つの首と10の角があり、

 女は紫と緋色のドレスを着て、黄金と宝石と真珠で身を飾り、

 手に「憎むべきもの」と自分の「淫淫の汚れ」を注いだ金の杯をもち、

 額には「奥義大なるバビロン、世の中の淫婦と憎むべきものの母」と書いてある。

 天使は

 「淫婦が座っている水は庶民、群衆、諸国・諸言語だ。

  10の角と獣は、この淫婦を憎んで、荒れ果てさせ、裸にし、その肉を食い、火で焼く。

  それは神が、

  彼らに神に従う心を起こさせ神の予言が全部的中して実現するまで、

  その国を獣にお与えになったからだ。

  その女とは地の諸王の王である大都市のことなのだ」

 という。

 この大淫婦=大都市の正体は、巫女とヨハネの場合は共にローマを指している。

 7つの山はいまでもある。

 そこにあった7つの神殿はそれぞれ別の神を祭った対立する宗派のものだったが、

 ローマはそのすべてを利用した。

 すなわち誰とでも寝る淫婦だというのだ。

 それを非難したのはハリカルナッススの神官たちである。

 ヨハネの場合は、イエスをそのローマが惨殺した。

 だからそれが獣によって内部崩壊する、らとは何よりの仇討ちである。

 彼がこれを《予言》の目玉にした気持ちがよくわかる。

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2011年10月27日木曜日

京浜ベルト地帯に『黙示録』巨大地震か?


 出典:黙示録の大予言:204~207頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《京浜ベルト地帯に『黙示録』巨大地震か?
 《京浜ベルト地帯に『黙示録』巨大地震か?

 私たちにも関心のある「地震の巣」は、アメリカのカリフォルニア州である。

 そこでは1989年10月17日にM7.1(サンフラノンシスコで)

     1992年 4月26日にM6.8の大地震があり、

 それに近い大きさの余震が終日連続したが、

     1994年 1月17日には、またロサンゼルスで

 同程度の大地震が続発、高速道路がずたずたに崩れ落ちるほどの大きな被害があった。

 もうよくご存じのサン・アンドレアス活断層が走っているためである。

 まず、この地震発生月日の数字にご注目いただきたい。

 10月17日と1月17日は○という無関係なものがある以外、

 まったく同じ数字がならんでいる。

 これを4月26日と比べてみると、

 1と7は8。

 2と6も8で、全部、集約して「8」になる日に起こっているのである。

 そして1と7の日にはM7.1

    2と6の日にはM6.8

 という強度になっている。

 3回の大地震が三回とも、こうした不思議な「法則」通りになっている。

 これでも「偶然」などといって無視しょうとするのは、

 いささか脳の構造が粗雑過ぎるのではあるまいか?


 しかしこのカリフォルニア地震は「かつてない」という限定詞には合わない。

 地震の巣だから、可能性があると思うのも間違いである。

 いくら大型が続いても、こうして連続して起こる地域は、

 「かつてない」ような巨大なものは発生しない。

 蓄積されたエネルギーが発散されているからである。

 それはいくら大型でも「安全弁地震」なのだ。

 『黙示録』の地震は、この安全弁をもっていない場合に起こる。

 この点で関東は、頻発している伊豆沖地震が安全弁なのか、

 それとも別のものなのかを、しつかり判定する必要がある。

 いまの段階では伊豆沖が

 関東大震災クラスの影響を東京都や横浜に与えていないので、

 どうも真の安全弁とは考えられない。

 ということは、

 東京は『黙示録』巨大地震が発生する第一候補地のなかに入るということになる。

 ここで「予言は役に立つか?」という疑問について考える必要がある。

 いうまでもなく地震が起こるという内子言》があれば、

 そこにいなければ助かる。

 《子言》は役に立ったのである。

 だが《予言》を信じなかったり、

 知らなかったりして被害にあう人がいる。

 愚かという以外にいいようがない。

 ロスアンゼルスはサン・アンドレアス活断層の真上にある。

 すぐにまた大地震にあうとわかっている。

 そこに住んでいるから被害にあうのである。

 その被害者たちにも、やむにやまれぬ事情があるだろうが、

 それでもまだ住み続けている人々は、

 科学的にみればプレート・テクトニクスのいう「宿命」の場所にあり、

 予言学的にみても、

 先の不思議な数字の問題の通り、「決定済み」で避けられないのだから、

 「呪われた宿命」を背負っているとしかいいようがない。

 これは土地が「宿命」を負っているだけでなく、

 住民もまたそれぞれの「宿命」を負っているのである。

 そして「宿命」通りに、また悲劇に打ちのめされるのだ。

 それはもう「幸福・不幸」の問題ではない。

 悲劇が少しだけ「速いか・遅いか」の問題である。

 私たちはこのことから何を学ぶべきか?

 『黙示録』は「かつてない巨大地震が襲う」ことを私たちに教えている。

 京浜ベルト地帯はその第一候補地に入っている。

 それに恐怖を感じない人は危険地帯に住み続ける。

 それなら準備は万全なのだろうか?

 やがて訪れるその悲惨な情景は、

 私(加治木義博)がここで描写してご覧にいれなくても、よ

 くご存じのことだと思うのだが……。

 「地図」ハルマゲドンの位置

 メザレとカエサリアのほぼ中間にある小さな村メギド。

 そこにあるメギド丘が昔、ハル(山)・マゲドンと呼ばれていた。

 イスラエルは最長でも門司と屋久島程度の小さな国である。

 『黙示録』

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巨大地震の巣は安全か


 出典:黙示録の大予言:202~203頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《巨大地震の巣は安全か
 《巨大地震の巣は安全か

 「第7の使者その金椀を空中に傾ければ、大いなる声、”すでに成れり”という。

  このとき多くの声、迅雷、閃電、また大地震あり。

  人の地に出現せし以来、かくのごとき大いなる地震ありしことなし。

  大いなる都市、三つになり。

  異邦人の諸々の城、倒れたり」

 この地震はどこで起こるのだろう?

 現在の地震予知システムでは震源は正確には予測できない。

 また周期もムラがあって、大まかな蓋然性でとらえるのが、やっとである。

 それでなければ天体学の日蝕、月蝕、彗星接近のように、

 「地震暦」ができているのだが、

 摩擦のない宇宙空間を移動している天体の動きに比べると、

 プレート・テクトニクスのいう大陸プレートの動きは、

 はるかに不規則で、さまざまな抵抗にぶつかって遅れたり、

 滑って早まったりを繰り返している。

 そしてさらに天体と大きく異なるのは、

 地下の動きは目で観察できないという点である。

 計測機器もまだ未発達である。

 わずかに末端部を陸上から集中的に測定するものがあるだけで、

 それは観測したい部分の億分の1にも達しない。

 だから、わかったようなことをいう学者らしい人物が、

 ときどき現れては『○○山、大噴火』とか『第二の関東大震災』といったような

 「恐怖商法」の本を出すが、いまだかつて当たったことはない。

 だからこの『黙示録』の巨大地震についても、

 地震予知学はあまり役には立たない。

 それよりも、かりに関東大震災が起こつたら、どうすればいいか?

 と対策を立てて実行することのだが

 それも関東の海岸線に近い地域に生活する人々だけの問題である。

 この『黙示録』は日本の未来だけを《予言》しているのではないから、

 関東で発生するというのではないかも知れない。

 だが《予言》である以上、事実でないことはいっていない。

 それが日本で起こる確率が高いか低いかは、その記事で考えることができる。

 手がかりは、それは「かつて一度もなかった巨大なものだ」という特記である。

 世界には地震の巣と呼ばれる地震多発地帯がある。

 小さなものはこの《予言》とは関係がないが、

 大きな地震が多発するので有名な土地は限られている。

 その中でもアルメニアやイランなどでは、私たちの関心も薄い。

 新聞も小さな記事としてしか扱わない。

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『黙示録』こそ正確な予言書


 出典:黙示録の大予言:200~201頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《『黙示録』こそ正確な予言書
 《『黙示録』こそ正確な予言書

 このことは見逃すことのできない重要な大問題である。

 もしかりに、

 この『ヨハネの黙示録』に、

 従来いわれてきたようなソ連が侵攻してくる「戦争記述」があったと仮定すれば、

 そのソ連が消滅してしまったいま、絶対に起こるはずがない。

 だからその《予言》は完全にはずれていることになる。

 だが、真実は『ヨハネの黙示録』に「戦争記述」はないのである。

 だからソ連が崩壊して存在しなくなったいまこそ、

 初めて『黙示録』が、いかに正確な《予言》だったかという事実がわかるのである。

 だからこそ『黙示録』は信頼できるのである。

 この重要なことを見逃しては、

 少なくともこのハルマゲドンの部分は、

 《予言》としての価値が激減してしまうのである。

 このことはまた、

 『エゼキュル書』などと混同したり、

 頭から「ハルマゲドン=世界戦争」と決めてかかったりした解釈が、

 どんなにいいかげんなものだったかも教えてくれている。

 私(加治木義博)はこの本を書くために、

 戦後に世界中で発表された、多くの関係書を集めて検討してみたが、

 本来作家に過ぎない人が、想像をたくましく書いたものは、

 すべてフィクションが多くて信頼できない。

 それは内容を分析してみるとすぐわかる。

 作者が、おもしろおかしく書こうとすることに気をとられて

 「真実の大切さ」を忘れてしまうからである。

 予言解説書の読者は「本物だけ」を求めているのであって

 、作家が好き勝手に、あれこれ混ぜてコネあげた「合成予言」なんかに用はない。

 だから標題や口調は似ていても、中身は善悪180度の大きな落差がある。

 イエスは、

 未来には「我こそキリストなり」と自称するニセ・キリストが

 大量に現れると《予言》したが、

 彼らは自分がその悪人を演じながら、

 それすらも自覚する能力をもたないのである。

 「地図」日本付近のプレート

 地球の表面を覆う地殻は、いくつかのブロックをなして動いている。

 プレートが衝突する時に、地震や噴火などが起こる。

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ハルマゲドンと未曾有の大地震


 出典:黙示録の大予言:197~199頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 第10章  世界は超・激変する、その時、救いはあるか

 《ハルマゲドンと未曾有の大地震

 「その三つの霊、諸王らをヘブライ語でハルマゲドンと呼ぶ所に集めたり。

  第7の使者その金椀を空中に傾ければ、大いなる声、”すでに成れり”という。

  このとき多くの声、迅雷、閃電、また大地震あり。

  人の地に出現せし以来、かくのごとき大いなる地震ありしことなし。

  大いなる都市、三つになり。異邦人の諸々の城、倒れたり」

 そこで神はバビロンを思い出して、

 激しい「怒りの酒」をその都市や城に与える。

 すべての島は逃げ去り、山は姿を消し、

 重さ1ダラント(約30キログラム)もある巨大な雹が降る。

 この雹の被害があまりにも大きかつたので、人々は神をののしった。

 従来の解説では、

 このハルマゲドンを神と悪魔の巨大戦場のようにいってきたが、

 ご覧のように、

 この『ヨハネの黙示録』では、ただ諸王らを集めるだけの場所である。

 無理やり時代の異なるほかの『聖書』予言と絡めて混乱させていたのだ。

 だが、これまで申し上げてきたように、

 『黙示録』は『カピトーリウム神託集』をもとに紀元後にヨハネが書いたもので、

 紀元前に書かれた『旧約聖書』の予言とは切り離して読まないと大混乱におちいる。

 たとえば、同じゴグといった名前が出てきても、

 それは江戸と東京以上に時代も考え方もまったく違うものだからである。

 自分の説に都合がいいからと、

 あちらこちらから材料を集めて継ぎ足せば、

 おもしろいお話しはできあがるが、それではとても

 『黙示録』の解説とはいえない。

 だから過去に書かれた多くの

 「ハルマゲドン解説」が一つも当たらなかったのである。

 それらはすべて「ソ連」が主役だった。

 そして、最新型の兵器が続々登場して、

 イスラエルで激戦を展開するという筋書きになっていた。

 その最後に核が使われ、

 世界の3分の1が吹き飛び、

 人類の3分の1が死ぬという恐ろしい戦いが描かれていたが、

 それは実現する可能性がなくなってしまった。

 ソ連そのものがなくなり、ソ連軍も存在しなくなったが、

 それ以上にソ連の後継者であるロシアが、自由世界の敵ではなくなっている。

 かりにロシアが政変でまた元の共産党独裁、

 超国家主義者の国に逆戻りしたとしても、かつてのような力はない。

 過去の解説者がソ連といっていたものは、

 実は東欧圏諸国で含めた「冷戦」の東側のことだから、

 今後ふたたび西側と対等に力を比べられるような、

 「東側の勢力」が再編されることはありえない。

 だからそれらの冷戦型大戦は、もう「絶対に」起こらない。

 これは『黙示録』が間違ったのではなく、解説者が間違ったのである。

 ヨハネは正確に述べて、ここでは戦争には少しも触れていない。

 ただ「人類出現以来かって無かった巨大地震」があるという。

 真に恐ろしいのは、その大地震のほうなのである。

 『黙示録』

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石油涸渇の苦痛と汚れた霊


 出典:黙示録の大予言:195~196頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《石油涸渇の苦痛と汚れた霊

 木が生えていれば、その陰は涼しい。

 太陽も人を焼くことはできない。

 だが人は木を切る。

 1921年

 インドの考古学者L・D・バナルジが

 モヘンジョ・ダロの古代都市を発見した時、

 人々を驚嘆させた古代文明都市は、

 その後の調べで、周囲の木を切り尽くしてしまったために滅びたことがわかった。

 当時のエネルギー源は薪だったから、それを使い尽くした時、

 この舗装道路や水洗トイレまで完備していた古代都市は機能しなくなって、

 住民は移住を余儀なくされたのである。

 火は人間生活の味方だが、一方では火が人間を追い出すことにもなる。
 
 それを私たちに当てはめてみると、

 その火の元である石油が地球上から姿を消した時、

 私たちはどこへ移住すればいいのだろう? 
 
 私たちはモヘンジョ・ダロの古代住民よりも、

 はるかに危機に直面していることを見落としてはいけない。

 こうして現実に「暗闇」は

 石油の一滴一滴の消費とともに秒刻みで接近してきている。

 遊びに車を乗り回している者は人類の敵なのだ。

 第5の金椀が傾けられると、

 「暗くなって、人々は苦痛にその舌を噛んだ」という。

 闇はそれほどに人を苦しめる。

 それはほとんどの動物が眠る理由でもある。

 魚でさえ眠る。

 モヘンジョ・ダロは木を切り尽くして、

 その闇と寒さに耐えきれずに人影が消えたのである。

 第6の金椀が傾けられると、

 「大河ユーフラテスの水が涸れ尽きてしまった。

  それは東方の諸王の道を開くためである。

  また竜の口・獣の口・ニセ予言者の口から、

  蛙のような三つの”汚れた霊”が出てきた。

  これは悪魔が奇跡を見せて、

  神が仕組んだ大戦に全世界の王たちを呼び集めるためだ」という。

 ユーフラテスはアラブ世界の象徴である。

 水は生存に欠くことのできないもの。

 いまのアラブ世界で生存に欠くことのできない「水」とは石油である。

 それが「涸れ尽きてしまった」。

 それは東方の王たちの道を開くためだという。

 その王たちには間違いなく石油の涸渇でいちばん打撃の大きい日本も入っている。

 侵略戦争でも始めて、西に遠征軍を送るとでもいうのだろうか……。

 戦争に参加する可能性の強い東の国には、北鮮、韓国、中国もあげることができる。

 またさまざまな「言論」が王たちを大戦に参加させるために、

 いいかげんな醜いウソを並べるらしい。

 その大戦は神が仕組んだものだという。
 
 神はなぜ、そんなことをするのか……。

 『黙示録』

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血の災いと死の世界


 出典:黙示録の大予言:193~194頁

    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《血の災いと死の世界

 第2の金椀が傾けられると、

 海は死者の血のようになって海の生物はみな死んでしまった。

 これは赤潮に相当する。

 それが発生すると、あたりは酸欠状態になって微生物も生きてはいられない。

 次の第3の金椀が河川や湖の上に傾けられると、これまた水が血に変わる。

 これは『聖書』[出エジプト記]

 モーセに率いられたユダヤ人がエジプトから脱出した直前に、

 エホバがモーセを助けて王と術比べをし、

 モーセが杖で水を打つと河が血に変わり、

 エジプト全土の水が血に変わって飲めなくなってしまったという話と同じものである。

 その後モーセらは紅海のほとりまで逃げたが、

 王が軍隊を連れて追ってきた、

 危機一髪という時、

 海が裂けて海底が現れ、

 ユダヤ人はそれを通って逃げ、

 後を追った王らは再び元に戻った海に飲みこまれてしまった。

 あの「十戒」の物語だが、

 いまでベリコフスキーの名著『衝突する宇宙』によって、

 それが当時「ティフォン」と

 命名された真赤な彗星接近のせいだったとされている。

 これは本当は紀元前1495年の事件であって、

 同じことが近く起こるとすれば、

 可能性があるのは先にお話しした2000年の小惑星ぐらいだが、

 他にもアフリカから吹きつける風に乗って

 舞い上がる紅砂には血の色をしたものがある。

 だからこの話もでたらめではない。

 第4の金椀が傾けられると、「太陽が人を焼き殺す」。

 これは旱魃、砂漠化を意味している。

 現実にアフリカのサハラなどは、

 年々周囲を浸蝕して次第に大きくなりつつある。

 日本では砂漠化が人間の仕業によって起こっている。

 公害源はゴルフ場と自動車道と住宅地の開発である。

 山を削り、森林を切り倒して雨のたびに泥土を河川に大量に流す。

 アメリカの生物学者J・ピカールは

 1965年に

 「地球は大気、水、土地のすべてが、

  重大な自殺的汚染に広く覆われ始めている」と警告した。

 以後30年、被害は深刻になる一方である。

 「開発」という、あいまいな表現がつくり出したこの世の地獄なのだ。

 海でも磯焼けという現象が青森と北海道を脅かしている。

 従来コンブやホンダワラといった

 「海の幸」が根を下ろして着生していた磯の岩石に、

 サンゴ藻が近年異常に激増して石灰を分泌したために、

 海藻も他の者生生物も根をおろせず激減してしまったのだ。

 私(加治木義博)は30年前、鹿児島の錦江湾をスキンダイビング中、

 海底が死の世界になっているのを、この目で見た。

 それは喜入石油基地の埋め立てによるもので、

 桜島の陰になる50キロメートル離れたあたりまで泥土に覆われて、

 岩に着くノリもイソギンチャクも魚も完全に死に絶えていた。

 石油そして死、それは硫黄酸化物による大気汚染だけではないのである。

 『黙示録』

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