2012年1月7日土曜日
「月の女神チラン」が世界に大きな流れをつくる
出典:黄金の世紀:148~150頁
加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ
《「月の女神チラン」が世界に大きな流れをつくる》
《「月の女神チラン」が世界に大きな流れをつくる》
それは次の詩を読むともっと納得がいく。
「6―27」
Dedans les isles cinq fleuves a un,
の中の その 島々(英語) 五つの 大きな流れ の 一つ
Par le croissant du grand Chyren Se'lin;
によって ( 三日月)は 偉大 チラン 月の女神
Par les bruynes de l'air fureur de l'un,
のため それら 霧雨 は 雰囲気 激しく興奮 に対して ほか
Six eschappez cachez fardeaux de lyn,
(六行詩 精神的重荷)隠す 重荷 が 油薬
「6-27」
「その五つの島々 の中の一つの大きな流れ、
月の女神チランは三日月によって偉大、
雰囲気は霧雨、ほかに対して激しく興奮、
精神的に重荷の六行詩、油薬が重荷を隠す」
この「五つの島々」は、この黄金の世紀の問題では、
五大陸、すなわち世界を意味すると解釈するとよくわかる。
その世界の中の「一つの大きな流れ」とは、
「月の女神チラン」という何者かが、
「三日月」によってつくりだした流れなのだという。
これはわかりやすい比喩である。
月や三日月は中近東のイスラム圏の象徴である。
そこは日本に対する石油の供給地帯だから、
日本は中近東の人々 にとっては女神のようなものだ。
女神は男神に次ぐ后を意味する。
例えば日本以上の石油の客アメリカを男神とすると
日本はどうしても女神の地位にあるし、
女性は男性に比べておとなしく
平和主義者だという考え方でみると、
武装放棄を憲怯できめた世界唯一の国・
日本を女性にたとえたとする考え方もできる。
どちらをとっても
日本を月の女神にたとえたことが納得できる。
だから前の二行はこういう意味に読める。
「世界には一つの大きな流れが生まれた。
それは日本が石油を利用して偉大な経済発展をとげたからで、
世界中がそれを真似て経済発展に賭ける経済至上主義の潮流を作り出した」
すると後の二行はこうなる。
「だがそれは長く続かず、
バブルははじけて世界は暗い霧雨につつまれたようになった。
そのため不況に悩む世界の雰囲気は、
好況を続ける国に対して激しい反感をもつ」
最後の一行は、ふつうに読めば
「絹の紡ぎ糸半ダース。亜麻布が重荷を隠す」という何のことか、
意味のわからないものだが、
その前半はリエゾンすると発音は「シゼーシャプ」で、
「精神的な重荷の六行詩」と聞こえる。
ノストラダムスには『予言集』以外に六行詩の著作があるから、
こちらなら無意味ではない。
また最後の名詞「lyn」は彼が医師だったことを考えると、
亜麻布と訳すより、亜麻仁油が原料のマッサージ用の塗り薬と訳したほうが、
「重荷による苦痛をやわらげる」という内容に、ぴったり適合している。
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