2011年8月20日土曜日

白馬の騎士の正体は何か?


 出典:黙示録の大予言:83頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 白馬の騎士の正体は何か?

 まず、「色が象徴するもの」を検討して、

 4騎士とは何を意味しているのかを考えてみよう。

 [白騎士]

 かつては共産主義者の「赤色テロ」に対して、

 資本主義者側が行なう弾圧のための暗殺を「白色テロ」と呼んだ。

 その時は、白バイ=警察が資本側についていた。

 これは国内問題だが、

 この白と赤の対立が国際的になった最大規模のものが

 「冷戦」だったことはいうまでもないと思う。

 だが白戦=「武器無き戦い」が出てくる。

 これは戦争だけでなく不況後の世界の、働こうにも働くすべのない、

 深刻な労働者の状態を予言しているともいえる。

 そんな世界をつくり出す白騎士とは何者だろう?

 白面(①すがお。②色白の面。③年少で経験の乏しいこと)の無知が白紙状態のままで、

 みだりに白票(国会で議決のとき、賛成投票に用いる白い木札)ばかり投じて、

 なんとなく

 白地(はくち)(①わけもなく。なんとなく。みだりに。②あからさま)に

 政治を動かした結果が、その悲惨な悲劇を生み出すのだから、

 それは政治をバカにした無知な国民自身であり、

 その代表である代議士でもある。

 もちろんそれを利用して、最後に地獄に落ちる資本家自身が、

 すべての災厄の元凶なのだから、ずばり、その「白騎士」であることはいうまでもない。

 念のため、これが原文に合うかどうか検討してみよう。

 白馬の騎士は、「弓」をもって現れ、「冠」を授けられ、

 「常に勝てり、また勝ちを得ん」といって出ていった。

 弓は飛び道具で鉄砲と同じ仲間、すなわち「武器」である。

 冠は勝利者の印として与えるのがギリシャの習いだった。

 これは「月桂冠」として誰でも知っていることである。

 すると彼がいった言葉「勝利」ともぴったり一致する。

 武器をもって勝敗を争うのは「戦闘」に決まっている。

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