2011年8月22日月曜日

ズタズタにされた「生命連鎖」


 出典:黙示録の大予言:94~95頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 ズタズタにされた「生命連鎖」

 私は学校で生物の「相互扶助」化いうのを習った。

 相互扶助といっても人間同士の助けあいのようなものではない。

 まず水の中の単細胞の藻類が、無機質のミネラルで育つ。

 それを少し大きめのアミーバやゾウリムシなゼが食べる。

 それをミジンコのような小さな無脊椎動物が食べる。

 それを小魚やヤゴなどが食べる。

 それを大型の魚や蛙が食べる。

 それを水鳥が食べ、鳥を犬や人間が食べる。

 このあいだに排泄したものが流れて植物の肥料になり、

 単細胞藻類に無機質のミネラルを供給する。

 こんなふうに生物は互いに食べることによって、助け合ってもいるのだ。

 これは正確にいえば「食物連鎖」であり、「生命連鎖」である。

 同じことを見方を変えると、単細胞藻類が無機質のミネラルを食べてくれ、

 陸上の植物が動物の排泄物を吸収してくれるお陰で、

 無害な水が飲め、植物が育ち、

 その植物が空気中の一酸化炭素や窒素酸化物を分解し吸収して、

 酸素を排出して私たちに供給してくれている。

 こちらのサークルは水と空気を清浄にして、

 よい生活環境をつくり出すのに欠かせない

 「空気連鎖」「水連鎖」を形成している。

 地球上で生物が数十億年の生命を保ってきたのは、

 こうした連鎖がうまく形成されていたお陰だった、というのであった。

 だが車社会と農薬とで、この連鎖はズタズタに切られてしまった。

 私は昆虫の研究に打ちこんだ一時期があって、いまでも時おり観察を続けているが、

 戦後、アメリカ軍が占領して以来、

 農薬によって、山野の昆虫の多数の種を全滅状態にしてしまっている。

 そしていま、車による空気汚染が極点に達し、山村も都会なみのガスに襲われる。

 生命の連鎖が人類の死活問題だと知っている者には、

 やがて砂漠化した無生物の星「地球」の姿が、ありありと目に浮かぶ。

 元凶はすべて「金を儲けるためには何でもする」企業なのだ。

 アメリカの政府環境局が発表した数字は、

 一日数十種平均の生物が、地球上から姿を消しつつあるという。

 こんなに生命連鎖を破壊し続けて、あと何年人類は生き続けられるのか?

 『黙示録』は二千年前に、

 この「死の騎士」の訪れを正確に予言していたというのに……。

 この生命連鎖の重要さは東洋では釈尊によって教えられた。

 彼は「殺生」を固く戒めた。
 
 それは肉食を禁じただけと錯覚している者もあるが、

 本当は私たちに害をするハエやカに至るまで「殺してはいけない」という教えなのだ。

 彼もまた二千五百年前に、この「死の騎士」の訪れを知っていたのである。

 『黙示録』

 『予言集』

 「ノストラダムス」
 『新説・ノスドラダムスの大予言』シリーズ
 「加治木義博」
 ヨハネの黙示録とノストラダムスの大予言
 『黙示録』
 『ノストラダムスの大予言』
  「言語復原史学会」

 『My ブログ』

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 「ウワイト(倭人)ウバイド」
 「ネット歴史塾」
 「古代史の画像」
 「ヨハネの黙示録とノストラダムスの大予言」
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 「歴史学講座『創世』うらわ塾」  

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