2011年8月21日日曜日

溢れる「死の商人」の時代


 出典:黙示録の大予言:93~94頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 溢れる「死の商人」の時代

 「黒い金儲け」はそれだけではない。

 武器を売る「死の商人」も、その最たるものである。

 麻薬を売る「黒い悪魔」は、それと肩を並べる。

 ところがソ連の崩壊後、武器は世界に溢れ出して、

 紛争の火種になり、麻薬もまた人類の敵勢力の資金源になって、

 内戦と暴力団を膨れ上がらせた。

 「油を傷ねて」儲けているもの、それには自動車産業がある。

 ドイツを始めとする欧州のそれは、

 白鳥伝説などのロマンに満ちていた美しい千古の森を、

 見るも無残な不気味な骸骨のような枯木の山にしてしまったし、

 欧州の至るところに生命のカケラさえ見られない死の潮をつくってしまった。

 全部、排気ガスがつくり上げた「酸性雨」の深刻な被害である。

 それはもちろん日本では日増しに濃度を増し続けている。

 あなたの家のコンクリートが、

 内部で豆膚のようになり始めているのにお気づきであろうか。

 私は街のあちこちで、垂れ下がるコンクリート・ツララを見ている。

 大都会からはるかに離れた空気のよい土地を選んで移転し続けていてもこの有り様である。

 都市で生活するしかない皆さんが本当にお気の毒で仕方がない。

 こんな日本をつくり上げた自動車屋もまた、

 いまや厄介な「死の商人」の一種であることに異論はない。

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