2011年8月27日土曜日

ヨハネが書き加えた部分は《予言》ではない


 出典:黙示録の大予言:103~104頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 ヨハネが書き加えた部分は《予言》ではない

 神が「待て」と答えたあと、第6の封印が開かれると、どんなことが起こったか。

 「大地震が起こって太陽は毛布のような色に染まり、

  月が出るとそれは真赤な血の色をしていた。

  天の星は暴風に吹きまくられて落ちるイチジクの実のように落ち、

  天そのものが巻物を向うへ巻き上げたように、

  くるくると巻いて消え去ってしまった。

  あらゆる山々が動きまわり、島々が流されて場所を変えた」

 という未曾有の一大天変地異が起こった。

 地上の王という王も、貴族も、富める者も、将軍も、勇士も、奴隷も、自立していた庶民も、

 ことごとくが山の洞穴や岩陰に隠れた。

 そしてその山や岩石に祈った。

 「この神とそのしもべの仔羊の怒りが降りかかるのを避けられますように……

  どうぞ私たちに覆い被さっていてください」

 しかしそれはもう遅い。

 「この仔羊の怒りの大いなる日、すでに至れるなり。

  誰か、これに抵抗することを得んや」

 と書いてある。

 そしてこの後、4人の天使が世界の四隅に立って、

 四方から吹く風を引き止めたので、地上にも海上にも、そよとも吹く風はなくなった。
                    
 これに続いて一人の天使が神の印(しるし)をもって東から登ってきて、四騎士にいう。

 「私が神の僕の額に印(しるし)を押し終わるまでは地も海も樹も傷つけてはならない」

 そこでヨハネが印を押される者の数をきくと、

 それはイスラエル人の支流14万4千人だという。

 その後に無数の諸国諸族の人が白衣を着、シユロの葉をもって神と仔羊の前に並ぶ。

 長老の一人がヨハネにこれは誰か、どこから来たか、ときく。

 それはあなたのほうがご存じでしょうと答えると、長老は

 「彼らは大変な苦労をしてここまでやってきたのじゃ。

  彼らは仔羊が流した血でその着物を洗って白くした者たちじゃ。

  彼らは夜も畳も神に仕えるから、飢えることも渇くこともなく、

  照りつける太陽にも熱気にも苦しむことはない。

  それは仔羊が彼らを養い、よい水源に連れていくからで、

  神もまた彼らの涙をお拭いになるからじや」

 と教えた。

 この部分は、お気づきのようにヨハネが書き加えた部分で、

 ハリカルナッススで書かれた予言ではない。

 仔羊というのは「神のために犠牲になった者」という意味で、

 ここでは明らかにイエスのことである。

 イスラエルの選ばれた14万4千人と、他国人ではあるが、キリスト教を信じて

 「殺されたイエスのその血(教え)で着物(精神)を洗って白く(清く)した者」

 だけが救われるという「選民思想」と呼ばれる主張の部分である。

 ヨハネの狙いはキリスト教のピーアールが目的なのだから、

 現在の民放テレビと同じ仕組みになっている。

 物凄い「情景」の部分は、彼には視聴者を引き寄せるための手段なのである。

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