2011年8月8日月曜日

西南北東で示すギリシャ帝国建国史

 出典:黙示録の大予言:70~71頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 《西南北東で示すギリシャ帝国建国史

 この「西南北東」の方角が示す順序はなにを意味しているのだろう?

 それはギリシャの建国史を知っていると一目瞭然なのである。

 ギリシャは知らぬもののない

 アレクサンドロス大王の父・ピリッピクス(Philipcs=英語読み・フィリップ)が

 初めて統一した国である。

 彼はそれまでは紀元前359年に即位したマケドニア王であった。

 当時のマケドニアは産業も都市も遅れていて、海に面していながら港さえもない、

 原始的な自給自足の農業国に過ぎなかった。

 そこで彼は、現状打破は軍事強国化以外にないと考えて、生涯をそれに打ちこんだ。

 妻は西隣りのエピルスの王女オリムピアスで、

 サモトラケの祭りの儀式で出合って恋愛結婚をした。

 そして3年後、アレクサンドロスを生んだ。

 彼女は熱烈な宗教家で、その信仰は古来のギリシャ密教だった。

 これは酒の神ディオニュッススを主に祭るもので、

 私たちに関心のある

 「カピトーリウム=ハリカルナッススの神託」と同じ宗教である。

 中世ヨーロッパでキリスト教と対立して、

 根強い勢力をもっていた黒魔術はこの密教の子孫なのである。

 オリムピアスは自身、巫女として高い地位と強い権力をもち、

 神託の技術にもすぐれていて、

 神の使いと称する大蛇を飼い馴らして自由に操ったりしたので、崇拝者を多くもっていた。

 そして、戦争を賛美し、人殺しの研究ばかりしている夫を野蛮だと、心から見くだしていた。

 だから夫が戦争に勝って国民に賞賛されればされるほど、それを嫌った。

 夫婦の意見はことごとに対立し、夫婦喧嘩の絶え間がなかった。

 夫が戦場を駆け回り、都を留守にしている時、

 息子アレクサンドロスの教育は母の手にあったが、

 父は自分がこれから築き上げる大帝国の皇帝を夢見て、

 息子をその後継者にふさわしい男に育て上げようと、

 大哲学者アリストテレス始め多くの学者を家庭教師とし、

 競争相手に優秀な頭脳をもった貴族の子弟を選んで、

 一緒に勉強させるなど、

 それ以前には例がなく、

 現代でも珍しいほどの

 「後継者教育」を世界で初めて実行していたのである。

 アレクサンドロスが勝利者になれたのは教育の力だった。

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