2011年8月23日火曜日

青騎士の国は蒼白の灰色地獄=都市


 出典:黙示録の大予言:96~97頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 青騎士の国は蒼白の灰色地獄=都市

[青騎士]
 
 日本人が蒼白の顔色に見えるのは酒とタバコのせいだけではない。

 国民一億、総病人だからだ。

 いまのままでは国は滅びなくても国民が先にいなくなる。

 それはなぜか?

 人口が過密の上に石油消費も過剰、排気ガスと廃棄汚物が充満しているというのに、

 それを排出する企業も処理業者も、犯罪意識がない。

 それがどんな結果になるか、未来について、まるで無知。

 金勘定しかできず、儲け優先という世界最低の公徳心と、

 世界最低の衛生知識と、それを教育し、取り締まり、改善させ、廃業させる能力のない

 政府・地方行政とが、渾然一体になって、

 世界最悪の地獄をつくりあげてしまったからである。

 そして一方ではグルメは万病のもとという常識すらもっていない連中に、

 何一つ教育できないどころか、

 役人や教員が率先してタバコを吸いちらし、料亭、バーヘ通う。

 中には大学教授がCMに出演してアホ踊りを踊り、チンドン屋をやるという国である。

 救いの神であるはずの医者は、稼ぎのために大量に薬を「売りつける」。

 慢性患者をせっせと生産する。

 それに輪をかけるのが、病気に対する根本的な無知である。

 半世紀も前の幼稚な病理学を絶対だと信じ、新薬の出現ばかり期待している。

 ところがその新薬そのものが新たな副作用の病源になるという有り様だ。

 外科は異物を切りとることしかできない。

 それはガンを異物による細胞の変異とみて、

 その患部を除去すれば治癒するという考えからきている。

 だが、ガンを生む異物と薬物の緻塵やガスは家庭内にも侵入して充満している。

 大気汚染、家庭洗剤、野菜や魚介食品に浸透した農薬、焼け焦げ食品など、

 どれをとってみても「死の青騎士」に従う「陰府の死毒」ばかりだ。

 それは健康な青少年でも侵す。

 外科手術を受けた病人ならなお侵される。

 これでは国民の顔色が青白く、肌が灰色をしているのは当たり前だ。

 そして一生を灰色の半病人で送り、ろくな仕事もできずに灰になるのを待つだけ。

 そんな反自然の自殺環境社会を生みだしたものは何か。

 それは「所得倍増」などとケシかけられて、

 生命よりカネを大事にするようになった金銭万能妄想の愚かさの結果である。

 昼も青空がなく灰色の薄黒い空間。

 夜も青白い人工の燐光に照らし出された、

 まるで亡霊がぅごめくような「蒼白地獄」都市。

 それを空から見ると、夜は鬼火の燃える冥土そのものであり、

 昼は墓石そっくりのビルが建ち並ぶ、冥府の光景である。

「蒼白地獄」

 それはまさに日本の都市の別名なのだ。

 農村の人々は経済政策に操られてそこへ出稼ぎに狩り出される。

 私たち日本人は全員、「死の青騎士」の支配下に心まで病んで、

 あえぎあえぎ病苦と死におびえながら、

 ボケた頭で辛うじて生きているというしかない。

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