2011年8月20日土曜日
赤馬の騎士の赤はソ連ではなく共産諸国
出典:黙示録の大予言:86~87頁
加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー
赤馬の騎士の赤はソ連ではなく共産諸国
[赤騎士]が意味するものは、ざっとみただけでも、
赤サビ=没落・破壊・崩壊。
それの前提になる赤字=損失・不況。企業や経済の赤信号。
そしてストップ。
その結果おちいる赤札=ダンピング・投売り・倒産。
赤恥。赤面。赤新開による暴露記事。赤色テロ。暴動。
赤紙による召集・戦争という一連の悲劇を、
ものの見事にくっきり描き出している。
それにはさらに、赤枯れした森や野原。
赤潮にやられた海という公害が付随している。
それは経済が発展繁栄している時に起こる。
ましてや世界が戦火に包まれたあと、
どんなに悲惨な状態に陥るかは考えなくてもわかる。
やはり「赤騎士」は地獄の騎士だったのである。
過去の解説者は皆、口をそろえて、
この「赤騎士」は「ソ連軍」だとしてきた。
だが、それが大きくはずれたのは、
ソ連そのものが崩壊してしまったことである。
だからそれらの解釈は、未来の説明としては完全に意味を失ってしまった。
でも『黙示録』のこの《予言》は、
ソ連崩壊後もなお命脈を保っている共産主義国家群、
中国や北朝鮮といった国々のこととすれば、
今後もなお「赤い血を流す」「赤旗を掲げた」「赤い思想」の国または集団が、
「大剣=兵器」を振り回して人類を「闘争」に巻きこみ、
内戦をエスカレートさせる可能性が充分ある。
だから「赤馬の帝士」の正体は、
「アカ→共産主義→共産主義国」のことだったのである。
だが、その「赤馬の騎士」が自己解体するという《予言》は『黙示録』にはない。
人類史上でもまれにみる大事件の一つだった
「ソビエト連邦の大崩壊」が欠けているのである。
それこそバビロン、ギリシャの両世界帝国、
そしてローマ大帝国の崩壊にも並ぶものであって、
大日本帝国の崩壊やナチ・ドイツの崩壊は、
私たちにとってこそショッキングではあったが、これに比べると小さい。
この大事件が『黙示録』にないとすれば、
『黙示録』は《予言》としてまともなものではない、
ということになってしまうが、それでは私のこの本は無意味なのだろうか?
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