2011年8月26日金曜日

神が「待たせる」その理由


 出典:黙示録の大予言:101~102頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラー

 神が「待たせる」その理由

 交通事故がどんなに悲惨なものかは、その被害者の家族でなければわからない。

 可愛がっていたペットの子猫や犬が事に轢き殺されても、

 飼い主は嘆き悲しみ、長く忘れられない。

 ましてや、子供や夫や妻や姉や弟を殺された家族は、

 死ぬまで心の傷が癒えることはなく、

 働く人がいなくなった経済的損失も償われない。

 最初は、家族をそんな不幸な日にあわせた加害者を憎んでいた人々が、

 その憎しみは、やがて車のメーカーに向けられ、

 さらに、そんな凶器の製造販売を許可している政府に移っていく。

 それは水俣病の患者や家族が、

 国の許認可行政の欠陥を許せないのと同じである。

 だが、責任を追及しょうにも、わずかな被害者のカでは効果はない。

 それは水俣裁判を見れば一目瞭然だ。

 過去の裁判官は多かれ少なかれ国と加害者の味方だった。

 尊い人命を大量に損ないながら賠償を出し惜しむ連中に、有利な判決しか出していない。

 それはなぜか。

 被害者の力が弱いからである。

 なぜ弱いのか。

 それは人数が少ないからである。

 かりに全日本人が被害者なら、そんな裁判官は雇わない。

 国民が主権者で、税金で雇うのだから、自分たちに味方する裁判官を雇う。

 だが、いまは加害者の企業の方が税金を多く払っている。

 裁判官も厚生省の役人も同じく国から月給をもらっているつもりでいる。

 『黙示録』の「神」はそのことをよく知っている。

 だから「被害者の数が、敵に勝てるまで増えるのを待て」というのである。

 自動車事故の場合、ほぼ年間一万数千人のペースで死者が増え続けている。

 それがバランスを崩すところまで増えれば、

 その時、神は地獄の4騎士に、「行け」というゴー・サインを出すというのである。

 だがその「4騎士」は、馬に乗った、たった4人の武士ではない。

 それはすでに見たように「没落と破壊」の擬人化に過ぎない。

 神がその「没落と破壊」に「待て」というのはなぜか?

 人間は愚かで、他人のことは構わない。

 だから被害者の数が少なくては、ことを起こしても成功はしない。

 犠牲者の数がふえて本当の「悪」の正体が暴露され、
http://www.google.com/search?source=ig&hl=ja&rlz=1G1GGLQ_JAJP375&q=%E3%80%8C%E6%94%B9%E9%9D%A9%E3%80%8D&oq=%E3%80%8C%E6%94%B9%E9%9D%A9%E3%80%8D&aq=f&aqi=&aql=&gs_sm=s&gs_upl=0l0l0l1249l0l0l0l0l0l0l0l0ll0l0
 「怒りと呪い」が力をもって初めて「改革」に立ち上がる。
 
 それでもだめな時に4騎士の出番がくる。

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