2011年12月27日火曜日
無国境時代の幕開け、参戦した中国人の大移動
出典:黄金の世紀:122~123頁
加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ
《無国境時代の幕開け、参戦した中国人の大移動》
《無国境時代の幕開け、参戦した中国人の大移動》
彼が君臨する時代の日本人は、
世界の海の支配権をにぎっていることだし、
すぐ後の詩「10-80」では、
彼を補佐する人たちがいて、
その人たちが激論を交わしながら、
理想世界を築き上げていく様子が描かれている。
彼らは世界をどう改善するのか。
「5-11」
「海は太陽の人々 の助けなしには渡れないだろう。
金星の人々 、全アフリカは君のものだろう。
彼らのもつ権力最高、ほっておくサチュルヌ。
そこでそのアジア人の一部が変わる」
これは日本以外の人々 は海上交通が不可能だというのか、
貿易が不可能だというのか、よくわからないが、
いずれにしても人類は日本人の助けを必要としているのだ。
これに比べると小さいが、中国人が全アフリカを勢力下におくといい、
彼ら=日本と中国の権力は最高だというから、
これは第三次大戦によって、
東アジア以外の地城が力を失ってしまったことを示している。
サチュルヌはその東アジアの北部を占めるロシアのことだが、
こうした際にも何もせずに「ほっておく」というから、
ロシアの無力化は世紀末よりさらに進む。
その結果アジア人の一部が変わるというが、
これは世界国家が生まれる過渡期の状況だから領土問題などではなく、
大人口に悩む中国人がアフリカやシベリアに大移動するといった、
無国境時代の幕開けを描写したもので、
次の詩もその動機が、
彼らがアラブ側に同盟して第三次大戦に参戦し、
仏伊で戦ったあと、アフリカへ入ったという経緯を物語る。
「2-29」
「東洋人、自分のその本拠地から出かける。
アペニン山脈を行きゴール(フランス)を訪れる。
空を、海や湖、雪を越えていく。
各人それぞれが持ったその棒(兵器)で叩く」
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