2011年12月16日金曜日
希望のない世界を変える「集団の指導者」
出典:黄金の世紀:94~96頁
加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ
《希望のない世界を変える「集団の指導者」》
《希望のない世界を変える「集団の指導者」》
この二つの予言はもう一つ、
決して見落としてはならない問題に答えている。
というのは、
この人類議会は
「終わりなき見事な集団」だということである。
それは二十一世紀初頭に誕生してのち、
決して終わりがこない。
後戻りして、
また国々 に分裂してしまうようなことはないというのである。
それは日本が明治維新によって統一国家になり、
幕府時代の小国連邦には後戻りしていないのと同じである。
ところが二十世紀末におこったソ連崩壊では、
連邦各国はそれぞれ独立して対立抗争がおき、
旧東欧圏ではそれらの国々 が
さらにナショナリズム(民族主義)に犯されて、
悲惨な内戦の後遺症を未だに引きずっている。
これでわかることは、
人類議会は「日本型」になるということである。
ノストラダムスは「黄金の世紀」は
日本が主導する太陽の世紀だと書いているが、
それにはこうした先進国としての論理的な理由が、
歴史的背景として現実に実在しているのである。
このことが理解できると、
「太陽=日本」という解釈の正しさが一層よくわかる。
日本なんかに世界を指導する力はないという人がいるが、
それは歴史の真実を見損なっているのだ。
このことが理解できると
次の詩の「天王」がやはり日本を指していることがわかる。
それは希望のない状態の世界を変えるというから、
予言詩の「集団の指導者」と重なるからだ。
「8-97」
「世紀末に天王そのPOM無希望の年を取りかえる。
水辺のそばでその三人の立派な子供は生まれた。
有能な年齢のときに破産した人民。
国に君臨して最もよく眼に見えて成長するように取りかえる」
POMという言葉はフランス語にはない。
ギリシャ語だと「流れ」だが、
もっと現実的に現代英語の省略ビジネス語だとすると、
P=Port 貿易、
O=Orderly 秩序、
M=Marketing 市場になる。
だから一行目は貿易の市場秩序に希望のない世紀末に、
日本がその流れを変えて世界不況を救うということになる。
「水辺で生まれた三人の立派な子供」とは、
海が生んだ事業=水産・海運・貿易などの
日本のPOM は優秀だということで、
「有能な年齢のとき=働き盛りに破産」とは、
貸し渋りといった資本主義のもつ病弊のこと、
日本はそれを新しい制度にとりかえて救い、
世界の産業を眼に見えて成長させるのだ。
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