2011年12月19日月曜日

救世主を育て上げた歴史的温床



 出典:黄金の世紀:102~103頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ 

 《救世主を育て上げた歴史的温床
 《救世主を育て上げた歴史的温床

 中国と日本、このアジアの二国は栄えているのに、

 ロシアは苦難を耐え忍んでいる。

 この大きなちがいは何が原因か?

 それは「法」の美しさだという。

 日本と中国の国法は自由・資本主義と独裁・共産主義という

 正反対のものなのに、どちらもよい国に成長した。

 ところがロシアは、それとおなじ独裁・共産主義から資本主義に転換したのに、

 うまくいっていない。

 この差の理由は何か? これもよく考えないと、

 私たちの幸福は守れない。

 次の詩は、この重大な疑問の謎を、はっきり解いてくれるだけでなく、

 私たちに、とても明るい未来を感じさせてくれる。


 「5-53」

 「その抑制を命ずる太陽と金星の法は

  予言の真意に適応しながら

  理解されないだろうが、どちらにもない。

  だからその偉大な救世主の法は、太陽、君のものだろう」


 この詩をみるとその法は、まず日本と中国共通のものだという。

 そしてその性質は「抑制を命ずる」のだという。

 抑制とは欲望や感情を押さえることだから、

 ノストラダムスがいうこの法は、日中の今の法律のことではなく、

 その基礎思相心になっている昔の法=孔子が説いた「儒教」だとみると、

 謎はとける。


 儒教は徳川政権の法律そのものだったし、

 明治以後の法律もまたその倫理観が基礎になっている。

 もちろんそれは未開の古代思想だから支配者や官僚に悪用されて、

 汚職や不公平なコネ犯罪の温床になっているが、

 西欧のそれと比較すると「美しい部分=倫理観」に満ちていると

 ノストラダムスは判定しているのである。

 しかし現在の日中のそれは、

 この予言が美しいと褒めるその真意によく合っているのに、

 一般人には余り理解されないためだろうが、

 現行の法律には、日中どちらにも欠けている。

 そしてそうした「聖なる」思想は、

 唯物思想を国是にしている今の中国が法律化するのはムリだから、

 「その偉大な救世主の法は、太陽、君のものだろう」ということになる。

 日本になぜ「偉大な救世主」が現われ、

 日本が、なぜ『 黄金の世紀』の指導者になり、

 二十一世紀がなぜ「太陽の世紀」なのかが、これでわかった。

 それは突然、まぐれ当たりで、

 優秀な頭をもった子供が日本に生まれたから、というのではない。

 日本は「黄金の世紀」を生み出して指導するだけの歴史的温床をもち、

 合理的に救世主を育て上げていたのである。

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