2011年12月25日日曜日

金銭の支配する青銅の時代を黄金の世紀に変える



出典:黄金の世紀:116~119頁
加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

金銭の支配する青銅の時代を黄金の世紀に変える
金銭の支配する青銅の時代を黄金の世紀に変える


「5-41」

Nay sous les umbers et journe'e nocturne,
生まれて もとに ( 日陰の)それなのに 歴史的な日 夜

Se'ra en re'gne et bonte souveraine,
だろう 身につけた 統治力 と 育ちの良さ 優越した・最上の

Fera renaistre Son sang de I'antique urne,
持つ 復活して その 血 によって 古代の 骨壷

Renouvellant siecle d'or pour I'airain,
変える 『黄金の世紀』に代わって 青銅製のそれ

「5-41」

「日陰のもとに生まれたのに、歴史的な日夜、

それは最上の育ちの良さと統治力を身につけているからだろう。

その血によって、古代の骨壷を復活して持ち、

青銅製のそれに代わって『黄金の世紀』 に変える」


これまでみてきた予言詩のおかげで、

この詩はほとんど解説がいらないと思う。

だが念のため、

もう少し補足するとすれば「青銅製の古代の骨壷」が

「黄金の世紀」に変わるというのだから、

骨壷とは彼の先祖の政治が残した(治績や遺業)を収納したもの、

すなわち歴史で、

「それは青銅=真鍮ていどのものだったが、

こんどはそれを本物の黄金のような素晴らしい政治に変えて、

輝くような人類社会の黄金時代をひらく」というのだ。


この「青銅製のそれ」は、青銅は金銭の蔑称で、

余銭が支配する人類社会という意味だ。

それは公害を生み、人心を狂わせ、

不労所得者を堕落させて人類を滅亡させる悪魔である。

主だから「黄金の世紀」 がくる必要があるのだ。

こう考えてくると

「黄金も金銭を意味しているから、それは資本主義の繁栄を意味する」

と説く他の著者の説はまちがっているのだ。

黄金が溢れても、公害で人類が死滅して行くような世界は絶対にきてほしくない。

一連の予言詩は、ここまできて、ついに日陰に生まれた救世主が、

「黄金の世紀」を開くという四行詩になった。

これまでの解読の正しさが立証されたことがわかると思う。

しかし、そんなに恵まれない不幸な生まれの人物が、いったいどうして、

それほどまでの能力の持ち主になれたのであろうか?

それもまた次の詩が「記録」している。


「4-87」

Un fils du Roy tent de langues aprins,
一人の 息子 の 言語 失われた

A son sis ne au regne diffe'rent,
占める その 位置 ない に 天下 斬新な

Son pe're heau au plus beau fisz vomprins,
その 父 素晴らしい 彼に 最多の 素晴らしい 獲得 理解能力

Pera pe'rir principe adhe'rent,
させる 消滅 道義 密着している


「4-87」

「王の一人の息子、失われた言葉を学び、

天下にない斬新な彼の位置を占める。

その素晴らしい父が、彼に最多の素晴らしい理解能力を獲得させ、

人類に密着している道義を消減させる」


最初の「王の一人の息子」という言葉は、

かれが実子ではあっても社会的地位が王子ではなかったことを、

とくに強調しているのである。

その王は彼に最多の素晴らしい理解能力を獲得させた素晴らしい父だった。

その息子は古い言葉の研究にうちこんで、

それまで世界になかった世界最初の斬新な学術の創造者という位置を占めた。

学者として獲得した素晴らしい理解能力を駆使して、

それまで世界の人々 が当然のことと信じきって

心身に密着したように従ってきた「道義」と呼ばれてきたものを、

徹底的に批判検討し、

それが人類の幸福と繁栄を蝕んでいる部分を明らかにして、

まちがった旧道徳を消滅させる、というのである。

しかしそんなことが果たしてうまくいくのであろうか?

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3 件のコメント:

  1. 「4-87」「王の一人の息子、・・・・・」とありますが
    その王には公には子供が無いか、もしくは娘しかいないと人であると
    考えることができるように思えますが。もう一点、王は、今現在王になっている人なのか、将来的に王になる人も含まれていると考えていますが。

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  2. 「5-41」

    その血によって、古代の骨壷を復活して持ち、
    青銅製のそれに代わって『黄金の世紀』 に変える」

    ここから考えると、その人は長い間政治に関わった血筋で
    その歴史もとても長く、様々な伝承や、多くの遺産を
    今も受け継いでいる
    家系であると考えていますが。

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  3. 「5-41」 「日陰のもとに生まれたのに、歴史的な日夜、
    それは最上の育ちの良さと統治力を身につけているからだろう。
    ・・・
    「4-87」・・・ その素晴らしい父が、
    彼に最多の素晴らしい理解能力を獲得させ、
    人類に密着している道義を消減させる」

    これらの事から、日陰の身の女性が産んだ子供は、良家に引き取られ、その養父の教育がとても良かったものと考えられる。
    その環境が、彼にそのような資質を与える要因の一つであったと
    考えられます。


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