2011年11月25日金曜日
クレジット時代に滅亡する奴ら
出典:黄金の世紀:54~55頁
加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ
《クレジット時代に滅亡する奴ら》
《クレジット時代に滅亡する奴ら》
「8-14」
「おお!多額の信用貸し、水増しされた黄金と銀。
欲望と名誉のために盲目的になる。
神に背き、殴打、侮辱されるだろう。
その幾つもの名声によって、そんな目に遭う」
八○年代に荒れ狂ったバブル経済は、
人々 を投機に走らせ、金、金、金と狂奔させた。
金があれば偉い人、
なければ人間のクズといった思い上がった連中が、
悪知恵の限りを絞って悪どい金儲けに、
法も道徳も無視して暴れまわり、
勤勉でさえあれば立派、
儲けて使うのは甲斐性がある証明だと、
ぜいたくを誇った。
力ネを「力」や「能力の象徴」と錯覚したのだ。
しかしそれは、政府や銀行の政策や商策にしか過ぎない。
手にした金は水増しされた酒ほどのものでもなかった。
それは「信用」という名目でつかまされた「泡」でしかなかったのだ。
証券会社の大口顧客保障事件。
総会屋暴力団助長行為事件。
その他、無数の人々を泣かせ苦しめた「地あげ」、
商社員の巨額詐欺、
すべて根は一つである。
だが泡が破裂した後の汚さは目も当てられない。
「偉人」はともかく、人に誇りたい、誉められたいという名誉欲が、
金銭という汚いもので満たされるという、
まるで逆の判断しかできなかった結果がこれだったのだ。
あなたはどうであろうか。
まだ「金銭」が「偉さ」の尺度、バロメーターのままで、いるのではないだろうか。
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