2011年11月12日土曜日

輝かしい真理が出現する


 出典:黄金の世紀:24~27頁
    加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ

 《輝かしい真理が出現する


 次の詩はナンバーで計算すると一九九○年のことを予言したものである。

 今から五世紀前に発見された「輝かしい真理」が、

 この年に「皆さん」のものになるという。

 そしてその人物は五世紀前の「その時代に何と崇敬された」ことか!

 という大人物である。

 『三巻の九四』

 「五つもの世紀を数えて皆さんのもの。

  その時代に何と崇敬されたその人。

  さらに天才による輝かしい真理の偉大な発現。

  その世紀の人々を、とても満足させる」(一九九○年)

  五世紀前に当時の人々 に非常に「崇敬され」、

  また詩の通りに現在の

 「世紀の人々 (すなわち私たち)を、とても満足させる」ことのできた、

 この詩にぴったりの人物がいる。

 それはほかでもない「ノストラダムスその人」である。

 こうわかると、

 これまでの三つの詩が同じ主語をもって、

 互いに絡み合って初めて意味が通じる。


 『一巻の四八』

 「君臨していた月(の旗=イスラム教と石油ほか)の青春時代は去り。

  七千年中にその君主政体は他人が所有する。

  その疲れた日々 を太陽(日本)が獲得するとき。

  私の予言の目的もまた成し遂げられる」(一九八九年)

 『一○巻の七四』

 「七番目の大きな数が満ち。

  大虐殺に賭ける時に現われるだろう。

  大変偉大な千年紀に遠くないころに。

  それらは何と!

  それらの墓から抜け出すだろう」(一九八九年)

 問題の七千年は「七番目の大きな数が満ちて」に当たるのが一九八九年を指しているから、

 「大きな数」とは千を意味し、それが「満ちて」とは二十世紀末に、

 その「七千年紀」が満ちることだと考えるしかない。

 すると二十一世紀は、次の「八千年紀」の初めになって、話がすべて合う。

 《彼の予言は複数の詩を絡めて叙事詩として読まねばならない》

 その二十一世紀以後が、彼のいう「大変偉大な千年紀」なのである。

 そして一九八九年は、確かにそれに「遠くないころ」である。

 ここで確認のため、もう一つの証拠をご覧に入れよう。

 実はノストラダムスは[序]の中に、はっきり次のように書いている。

 「我々 は今、第七の千年紀にいる。そして第八の千年紀に近づいていく」

 私たちがこの「序」を問題にせずに、

 それとは無関係に論理的に検討して到達した結論と、ぴったり完全に一致する。

 その年すなわち一九八九年に「輝かしい真理の偉大な発現」があるというのだが、

 それは私たちが本書で今初めて知った

 この「ノストラダムスの『予言集』の真相と真理」

 は間違いなくそれに該当するから、この予言も的中している。

 またご存じのとおり、彼の『 予言集』 は

 これまで「死んで」「墓の中で眠っていた」に等しかった。

 それが初めて正しく「理解された」のである。

 だからこそノストラダムスは心からの歓喜と感嘆をこめて、

 「それらは何と!墓から抜け出す!」と表現して、

 『 予言集』の詩たち

 (それは彼が、『 息子ケーサル』 と呼んだ彼の分身でもある)が、

 ついに本当の生命を得たことを喜ぶのである。


 この詩は同時に、『一巻の四八』の詩の「私の予言の目的もまた成し遂げられた!」

 感激と感慨も、実にあらわに表現している。

 だから「人々を、とても満足させる」という、

 その満足する人々の中には、真先に彼自身が入っているのだ。

 次の詩も単独ではいろいろに解釈できる。

 予言としてはまったく無意味な詩だ。

 だが右の、二つとの「絡み」で読むと次のように完全に意味が通る。


『一○巻の七五』

 「どんなに永く待望しても。

  それは欧州には二度と現われず、アジアに出現する。

  偉大なヘルメス系のまとまった国に。東洋の全ての王たちを凌駕する」

 (一九九○年)


 「10-75」

 Tant attendu ne reviendra jamals ,
 大いに 期待した ない 再来する いつか

 Dedans I'Europe, en Asie apparoistra,
 中に ヨーロッパ の中に アジア 明白なんだ

 Un de la ligue yssu du grand Hermes,
 一人 の その 連合 血を受けた の 偉大な へルメス

 Et sur tous Roys des Orients croistra,
 そして 確信していた 全ての 王たち での 東洋 成長

 「それ」が現われる地域はアジアで、欧州には二度と現われないと言いきっている。

 そのアジアの国は「偉大なへルメス系のまとまった国」だという。

 へルメスは発音から行けば[フォルモサ=豊饒=台湾]に最も近いが、

 ギリシャ神話では経済の神で、ローマ神話の商業と貿易の神マーキュリーに当たるから、

 それが「まとまっている国」といえば、

 あらゆる産業や商社などが完全に揃った国ということで、まず日本が第一候補である。

 その条件で「東洋の全ての王たちを凌駕する」国といえば日本しかない。

 こうみてくると「それ」とは、前の予言の「天才」か、

 彼によって発現する「偉大で輝やかしい真理」であって、

 それは「その年、日本に現われる」という予言だとわかる。


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