出典:黙示録の大予言:18~19頁
加治木義博(言語復原史学会)・ムックの本・KKロングセラーズ
『黙示録』は恐ろしい話でいっぱいだ。
その恐ろしさにもいろいろな種類がある。
ヨハネが天に昇って見た神は、碧玉や赤めのうのような玉座にすわり、
エメラルドのような色の虹にとりまかれている。
その周りには頭に金の冠をかぶった24人の長老がすわり、
そこから電光がひらめき、雷鳴が轟く。
そして獅子のようなもの、牛のようなもの、人間の顔をもったもの、
鷲のような4頭の生きものがいるかと思えば、
周り全体に無数の目が満ちているという。
「神の宮廷」の神秘で荘厳な恐ろしさだ。
その神に対抗する、7つの頭に10本の角をもち、
その尾で天の星の三分の一を払い落とすほどの赤い竜も登場する。
さらに巨大な大淫婦がその背に跨っているという不気味な恐ろしさもある。
またその全能の神が、全世界の王をハルマゲドンに集めて絶大な大戦を戦わせる。
それによってすべての国々の街々が倒れ、すべての島々が逃げ去り、
山は姿が見えなくなるという世界破滅戦争の描写もある。
さらに、その国々に君臨していた
「超大国バビロン」が「神の最期の審判」によって倒され、
崩壊してしまうという「比喩=たとえ話」の恐ろしさも加わる。
神が命ずると7人の御使いが、それぞれ手にもった7つの金の鉢を傾ける。
すると7つの苦難が下って、人々のからだに悪性の腫物ができたり、
海が死人の血のようになって海中の生物がことごとく死滅したり、
神が太陽に人を焼くことを許して、人々が激しい熱に焼かれるといった、
地獄のような苦痛の恐ろしさの描写もある。
これらの話の間にも、頭に女性の髪の毛が生え、口には獅子の歯をもち、
鎧を着た軍馬のように巨大なバッタの大軍が、
サソリのような毒をもった針のある尾を引いて飛ぶと、その音は戦車の音のように轟く。
これは底のない世界からやってきたといった恐ろしさだ。
血の混じった雹と火が降ってきて、地上の三分の一が焼失したり、
燃える大きな山のようなものが海に投げこまれて、
生物と船の三分の一が滅びたり、
白・赤・黒・青の4頭の馬に乗った4騎士が出現して
「陰府=死の国」の人々を従えて、剣と飢饉と野獣を使って人々を殺したりと、
いちいち拾いだすのが面倒なほど、全編、凄まじい恐怖の場面で埋まっている。
それが単なる「お話」にすぎないのなら、ちょっとした劇画か、
スリラー小説を読むようなつもりでいられるのだが、
その描写は単なるフィクションではなく《予言》である。
2001年には現実のことになって私たちに襲いかかるのだという。
「恐怖に満ち満ちた『黙示録』の世界」
「ハルマゲドン」
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